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【カ】

デジタル大辞泉

か【可】
良い悪いの二段階評価で合格を示す。「栄養
《「可能」の略》よいとして許すこと。「分売も
成績などの段階を示す語。優、良の次。学校の成績評価では、及第を認められるものの最下位

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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か【可】[漢字項目]
[音](呉)(漢) [訓]よい べし
学習漢字]5年
よい。よろしい。成績評価では良の次のランク。「可否不可・優良可」
よろしいと認める。「可決許可裁可認可
できる。なし得る。「可視可能可燃性不可解不可欠不可思議不可侵不可分
…するがよい。それに値する。「可憐(かれん)可及的
[名のり]あり・とき・よく・よし・より
[難読]可惜(あたら)可笑(おか)しい可愛(かわい)い可哀相(かわいそう)生半可(なまはんか)成可(なるべ)く可漆(ベクうるし)可杯(べくさかずき)

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大辞林 第三版

か【可】
それでよいとすること。 「住み込みも-」
よいとして認めること。 「国民の大多数が-とするならば…」
成績を示す評語。「良」の次。あまりよくないが及第できる成績。 「優・良・-」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

か【可】
〘名〙
① (形動) よろしいこと。ひととおりよいさま。また、よいと認めること。
海道記(1223頃)菊川より手越単衣をもしといへども、懐中の扇を手に動して、微風扶持可なり」 〔論語‐里仁〕
② 成績を評価することばの一つで、優、良に次ぐもの。

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びょう【可】
〘助動〙 ⇒べう(可)

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べう【可】
〘助動〙 助動詞「べし(可)」の連用形「べく」の音便。
※源氏(1001‐14頃)柏木「まことにこの物のけあらはるべう念じ給へ」
※徒然草(1331頃)五〇「御桟敷のあたり、更に通り得べうもあらず立こみたり」

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べき【可】
(助動詞「べし」の連体形) ⇒べし(可)

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べく【可】
[1] (助動詞「べし」の連用形) ⇒べし(可)
※評判記・難波の㒵は伊勢の白粉(1683頃)二「大勢が中にわって入根付のべくをはげて立ながら」

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べし【可】
〘助動〙 (活用は「〇・べく・べし・べき・べけれ・〇」。補助活用は「べから・べかり・〇・べかる・〇・〇」。形ク型活用。文語で、活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用の語には連体形につき、また、古く上一段活用の語には連用形についた。→語誌) 推量の助動詞。
① よろしい状態として是認する意を表わす。
(イ) 適当であるという判断を表わす。…するのがふさわしい。…するのがよい。
万葉(8C後)三・三三八「験(しるし)なき物を思はずは一杯(ひとつき)の濁れる酒を飲む可(べく)あるらし」
※枕(10C終)八七「一日(ついたち)などぞ言ふべかりけると下には思へど」
(ロ) 当然のこととして、義務として判断する。…するはずである。…しなければならない。
※万葉(8C後)二・一六六「磯の上に生(お)ふるあしびを手折らめど見す倍吉(ベキ)君が在りと言はなくに」
※竹取(9C末‐10C初)「物一言言ひ置くべき事ありけり」
(ハ) 他人の行動に関して、勧誘・命令の意を表わす。打消を伴えば禁止となる。…しなさい。…するのがよい。
※万葉(8C後)二・一二八「わが聞きし耳によく似る葦の末(うれ)の足痛(ひ)く我が夫(せ)勤めたぶ倍思(ベシ)
※今昔(1120頃か)二五「帝王の位に至る事は、此天の与る所也。此の事吉く思惟し可給(たまふべ)し」
② 確信をもってある事態の存在または実現を推量し、または予定する。
(イ) 近い将来、ある事態がほぼ確実に起こることを予想する。きっと…だろう。…するにちがいない。
※古事記(712)下・歌謡「天飛(あまだ)む 軽の嬢子(をとめ)(いた)泣かば 人知りぬ倍志(ベシ)
※土左(935頃)承平四年一二月二七日「汐満ちぬ、風も吹きぬべし」
(ロ) 目の届かない所で、現在進んでいる事態を断定的に推定する。…しているにちがいない。…しているはずだ。
※万葉(8C後)八・一五一四「秋萩は咲きぬ可有良(べから)し我が宿の浅茅が花の散りぬる見れば」
※源氏(1001‐14頃)帚木「この障子口すぢかひたる程にぞ伏したるべき」
(ハ) 近い将来に事態の実現を予定する。…する予定である。…であることになっている。
※万葉(8C後)一八・四〇四二「藤波の咲きゆく見ればほととぎす鳴く倍吉(ベキ)時に近づきにけり」
※源氏(1001‐14頃)桐壺「今日はじむべき祈りども、さるべき人々うけ給はれる」
(ニ) 自己の行動に関して、強い意志を表わす。ぜひ…しよう。きっと…しよう。
※万葉(8C後)一七・三九五一「ひぐらしの鳴きぬる時は女郎花(をみなへし)咲きたる野辺を行きつつ見倍之(ベシ)
※徒然草(1331頃)九二「毎度ただ得失なくこの一矢に定むべしと思へ」
③ 可能であるとの判断を表わす。…することができる。…できそうだ。
※万葉(8C後)五・八一七「梅の花咲きたる苑の青柳はかづらにす倍久(ベク)なりにけらずや」
※源氏(1001‐14頃)空蝉「さりぬべき折見て対面すべくたばかれ」
④ (連用形「べく」を用いて) 行為の目的を表わす。…ために。現代の用法。
※肱の侮辱(1907)〈国木田独歩〉「午後四時の汽車に間に合ふべく、停車場へ急ぎました」
[語誌](1)上代・中古では、上一段動詞に付く時は、「らむ」の場合と同じく連用形に付き、後世にも受け継がれる場合がある。室町時代以後、他の一段・二段活用動詞にも連用形に付く例が多くなってくる。
(2)「べみ」「べらなり」の形を派生することがある。→べみべらなり
(3)現代語では、連用形「べく」と連体形「べき」が使われる。「べく」は④の用法のほか、①(ロ) の意の特殊な場合と見られる用法がある。「道草〈夏目漱石〉三四」の「彼は自分のため又家族のために働らくべく余儀なくされた」など。また、「べき」は、多く①(ロ) の意で「…すべきである」などと用いるが、「浮雲〈二葉亭四迷〉二」の「ヤどうも君も驚く可き負惜しみだな」のように、情意に関する動詞に付く場合も多い。「悲しむべき事態」「恐るべき子ども」など。
(4)一般に推量の助動詞といわれている。しかし、「べからむ」「べかめり」のように他の推量の助動詞に上接すること、「べかりけり」のように過去の助動詞に上接すること、仮定条件句に生起することなどから考えると、使用者の主体性は希薄で、客体性が濃厚といえ、「む」系の推量の助動詞(「む」「らむ」「けむ」「まし」)とは一線を画すと思われる。

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