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可笑しい【おかしい】

大辞林 第三版

おかしい【可笑しい】
( 形 ) [文] シク をか・し
(「可笑しい」とも書く)笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。 「何度聞いても-・い話」 「あわてて逃げて行くそのかっこうの-・かったこと」
普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。 「息づかいが-・い」 「エンジンの調子が-・い」 「挙動の-・い男」
つじつまが合わない。筋が通らない。 「論理的に-・い」
興味深い。おもしろい。 「君も-・しと聞き給ふ/源氏 若紫
風情がある。情趣がある。 「雨など降るも-・し/枕草子 1
美しく魅力的だ。 「姫宮は…あてやかに-・しくおはするに/栄花 月の宴
優れている。立派だ。 「心ばへなども-・しかりければ、父母此れを愛しけり/今昔 27」 〔 (1) 語源については「招く」の形容詞形とする説などもあるが、古くから
の意でも用いられており「おこ(愚)」との関係が顕著である。滑稽なおもしろさを表す意から転じて、ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意となったものか。また、
の用法は平安時代末頃から見える。 (2) 「をかし」は平安朝の文学を捉とらえる上での文学理念・美的理念ともされる。趣がある・興味がひかれる・賞美したい等の感動体験を主情的に詠嘆する「あはれ」に対し、知的に対象化して観照する美意識を捉えていう。「枕草子」は、その代表とされる。→もののあわれ〕 → 面白い(補説欄)
[派生] -が・る ( 動五[四] ) -げ ( 形動 ) -さ ( 名 ) -み ( 名 )

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

おかし・い〔をかしい〕
[形][文]をか・し[シク]
(「可笑しい」と当てても書く)普通とは違うところがあって笑いたくなるさま。
㋐珍妙な言動・状況などがおもしろくて、思わず笑いたくなる。こっけいである。「この漫画は実に―・い」
㋑どこか不釣り合いで、嘲笑(ちょうしょう)したくなる。ばかばかしい。「彼が代表だなんて―・くって」
普通とようすが違うのに気づいて疑わしく思うさま。
㋐普通ではないところが感じられる。変である。変わっている。「どうもからだの調子が―・い」
㋑言動や状況が不審である。いぶかしい。怪しい。「なんとなくそぶりの―・い男」
普通とは違った格別の趣のあるさま。
㋐興味をそそられる。
「―・しき事にもあるかな…興ある事申したり」〈竹取
㋑景色などが興趣がある。風情がある。
「夕月夜の―・しきほどに出だし立てさせ給ひて」〈・桐壺〉
㋒かわいらしい。
「うへにさぶらふ御猫は…いみじう―・しければ」〈・九〉
㋓美しい。魅力がある。また、りっぱである。
「―・しの御髪(みぐし)や」〈・若紫〉
「身貧しけれど、よき人は、方異(かたこと)に操(みさを)に、―・しうぞある」〈落窪・四〉
㋔じょうずである。
「琴いと―・しうなつかしう弾き臥し給へり」〈落窪・一〉
面白(おもしろ)い[用法]
[派生]おかしがる[動ラ五]おかしげ[形動]おかしさ[名]おかしみ[名]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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