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古生代【こせいだい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

古生代
こせいだい
Paleozoic Era
地質時代の年代区分の一つ。1836年アダム・セジウィックが提唱した。先カンブリア時代中生代の間で,約 5億4100万年前から約 2億5217万年前の期間にわたる。古いほうから,カンブリア紀オルドビス紀シルル紀デボン紀石炭紀ペルム紀に区分される。先カンブリア時代との違いは古生代の前期から急激に生物が繁栄したことで,カンブリア紀には無脊椎動物のほとんどのが出そろった。脊椎魚類もオルドビス紀には出現し,石炭紀には両生類が現れた。古生代を通じて存在した大地向斜はその末期に陸化し,また大規模な気候変動が起こった。その結果,三葉虫類フズリナ紡錘虫)など古生代に繁栄した多くの生物が絶滅した。これらの古動物群は古生代の示準化石として用いられる。しかし,植物は古生代後期にソテツ類など中生代を特徴づける裸子植物がすでに出現したので,植物の進化を基準とする古植代と中植代の境は古生代の後期になって,動物の進化による地質時代区分とくい違う。シルル紀の終わりからデボン紀にかけてカレドニア造山運動が活発で,ノルウェー,スコットランドから北アメリカのアパラチア山脈へといたる山脈がつくられ,石炭紀からは,バリスカン造山運動によってヨーロッパ中部の山脈,ウラル山脈テンシャン(天山)山脈などがつくられた。

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デジタル大辞泉

こせい‐だい【古生代】
地質時代を三大区分したうちの、最初の時代。5億7500万年前から2億4700万年前まで。古い順に、カンブリア紀オルドビス紀シルル紀デボン紀石炭紀二畳紀の六紀に区分される。海生の無脊椎動物が栄え、後半には魚類・両生類も発展した。植物では藻類・シダ類が栄えた。

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世界大百科事典 第2版

こせいだい【古生代 Palaeozoic era】
地質時代の一区分で,顕生累代Phanerozoic eons最初の代。年代でいうと,今から約5億9000万年前から約2億4800万年前までの,およそ3億4200万年間に相当する。表のように六つの紀periodに区分されている。なお,石炭紀の場合,アメリカではこれを二分し,下位のミシシッピ紀Mississippianと上位のペンシルベニア紀Pennsylvanianとすることが多い。 古生代の特色は,地質時代において最初に硬組織hard tissue,すなわちキチン質や石灰質の骨格構造(主として殻)をもつ顕微鏡サイズより大型の生物が出現したことである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こせいだい【古生代】
地質時代の四代区分のうち、先カンブリア時代の後、中生代の前の時代。今から約5.75億年前から約2.47億年前までの期間。旧古生代(カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀)と新古生代(デボン紀・石炭紀・二畳紀)とに分けられる。古生代の初めから脊椎動物を除くすべての動物門の代表的なものが出現している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

古生代
こせいだい
Paleozoic era
地質時代区分で、現在から数えて3番目の代。先カンブリア時代と中生代の間の約5億4100万年前から約2億5217万年前までの約2億8883万年間に相当する。古生代に形成された地層を古生界という。古生代は古い順に、カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀(ゴトランド紀)、デボン紀、石炭紀、ペルム紀(二畳紀)の六つの紀に区分されている。前の3紀を旧古生代、後の3紀を新古生代という。無脊椎(せきつい)動物は古生代に入ると著しく分化、発展を遂げ、古生代の初めには大部分の門が出そろう。旧古生代では三葉虫類、オウムガイ類、筆石(ふでいし)類、床板サンゴ類、腕足類が、また、新古生代では四放サンゴ類、原生動物の紡錘虫類(フズリナ)が繁栄する。脊椎動物では、カンブリア紀にコノドント類やナメクジウオの仲間の原始的魚類が、オルドビス紀に魚類が出現し、デボン紀には両生類が、また石炭紀には爬虫(はちゅう)類も出現する。植物では、シルル紀末に出現した無種子の維管束植物が発展を遂げ、石炭紀には種子シダ類などとともに大森林を形成する。石炭紀末には南半球にあったゴンドワナ大陸がプレート運動で北上し、北半球にあったローレンシア大陸(ローレンシア台地)に衝突し、超大陸パンゲアが形成された。ペルム紀後半には、大規模な極域での大陸氷河の発達による大海退に伴う大陸棚浅海部の消失、海水温の低下や、ペルム紀末の火山活動による急激な気候温暖化がもたらした海洋循環の停滞によって深海底での貧酸素環境が出現するなど海洋環境の激変があり、三葉虫類、四放サンゴ類、紡錘虫類など、古生代を特徴づける海生種の95%が絶滅するという地球史上最大の大量絶滅事件が起こった。古生代には、シルル紀からデボン紀に変動の極を有するカレドニア造山運動と、石炭紀からペルム紀に極を有するヘルシニア(バリスカン)造山運動が知られている。日本の古生界には、オルドビス紀以降の地層として飛騨外縁帯、黒瀬川帯、南部北上帯が知られている。石炭・ペルム両紀の石灰岩やチャートは古生代末期、中生代中期のプレート付加体の地層中の異地性岩体として日本各地に広く分布している。[小澤智生]
『リチャード・T・J・ムーディ、アンドレイ・ユウ・ジュラヴリョフ著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラス 地球の起源からシルル紀』(2003・朝倉書店) ▽ドゥーガル・ディクソン著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラス デボン紀から白亜紀』(2003・朝倉書店)』

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精選版 日本国語大辞典

こせい‐だい【古生代】
〘名〙 地質時代の区分の一つ。五億七五〇〇万~二億四七〇〇万年前にわたり、原生代と中生代の間に属する。古い順に、カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム(二畳)紀に分類。三葉虫、筆石、紡錘虫はじめほとんどの無脊椎動物が出そろい、魚類、両生類、爬虫類も出現。シダ類、のちには裸子植物の陸生植物が現われ、森林を形成するなど生物の発達が著しく、化石に富む。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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