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原理【げんり】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

原理
げんり
principle
(1) それ自体は他に依存せず,他のものがそれに由来するような第1のもの,始りをいう。存在についていわれる場合,認識もしくは論理についていわれる場合,行為についていわれる場合がある。存在の面では動的に考えればある働きの源泉が原理であり,それは第1原因に等しい。また静的に考えれば存在を成り立たせている本質的構成要素が原理である。論理の面では,演繹体系において無条件的に前提される第1命題のことを原理という場合と,ある学の指導的な根本命題を原理という場合とがある。行為の面では原理とは明白に表現された行為の規則もしくは規範のことである。学問の言語表現を支配する論理形式は,存在や倫理のとらえ方や理論内容と不可分のものであり,それらを反映するものであるから,実際には存在や行為における原理が学問の根本的命題となり,上に区別したいくつかの意味が重複して用いられることが多い。 (2) 自然科学においては,ある理論体系の基礎になっている法則および命題をさす。自然科学は経験科学であるから,初めは仮定として導入されたものでも,それから出てくる結論が事実を正しく記述しているかどうかによって,その原理の正当性が判断される。たとえば力学での運動の法則,熱力学での三法則や古典量子論における対応原理,宇宙論における等価原理などはこれにあたる。これに対し,パスカルの原理とかアルキメデスの原理などは法則に属し,歴史上の習慣から原理と呼ばれているにすぎない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

げん‐り【原理】
事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。「てこの原理」「民主主義の原理
哲学で、他のものを規定するが、それ自身は他に依存しない根本的、根源的なもの。

出典:小学館
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大辞林 第三版

げんり【原理】
事象やそれについての認識を成り立たせる、根本となるしくみ。主として人間の活動にあてはまる原則とは多少意味の違いがある。 多数決の- 相対性-
世界や現象の根本原因・根拠であるもの。本源。アルケー。 哲学字彙(1881年)に英語 principle の訳語の一つとして載る原則補説欄

出典:三省堂
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