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原爆症【ゲンバクショウ】

デジタル大辞泉

げんばく‐しょう〔‐シヤウ〕【原爆症】
原子爆弾水素爆弾爆発などで発生する爆風熱線放射線などによる人体の障害。火傷などの外傷のほか、全身的な機能低下や発育不全、造血器障害・悪性腫瘍などの障害がある。

出典:小学館
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朝日新聞掲載「キーワード」

原爆症
原爆の放射線被爆などで生じた健康被害総称。爆心地から約3・5キロ以内で被爆▽投下後100時間以内に爆心地から2キロ以内に入った――などの要件を満たす人が、がんや白血病などにかかると、国は「積極的」に認定するとされる。認定後、月額約13万9千円の医療特別手当が支給される。基準は2008年に見直され、13年に改められた。厚労省によると、13年の新認定基準で認められず、その後の司法判断原爆症と認定された被爆者は41人という。
(2016-09-14 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

原爆症
原爆の放射線被曝(ひばく)などで生じた健康被害の総称。爆心地から約3・5キロ以内で被爆▽投下後100時間以内に爆心地から2キロ以内に入った――などの要件を満たす人が、がんや白血病などにかかると、国は「積極的」に認定するとされる。基準は2008年に見直され、13年に改められた。原爆症認定申請が却下された被爆者が、国に取り消しを求めた訴訟名古屋、東京、大阪など7地裁で起こされ、8月5日時点で60人が勝訴。係争中の原告は66人にのぼる。
(2016-09-15 朝日新聞 朝刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

原爆症
原爆の放射線の影響による健康被害を指す。国はがんや心筋梗塞(こうそく)、甲状腺機能低下症白内障など七つの疾病にかかった場合、爆心地からの距離などの一定の条件を満たすと「積極的に認定」するとしており、認定されれば月約14万円の医療特別手当が支給される。今年3月時点で被爆者健康手帳を持つ約16万5千人のうち、8169人が認定されている。
(2017-11-26 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

げんばくしょう【原爆症】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

げんばくしょう【原爆症】
原子爆弾・水素爆弾の炸裂などに伴って放出される各種放射線・高熱、および爆風が人体に引き起こす病的影響の総称。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

原爆症
げんばくしょう
原子爆弾による被災によって生じた健康障害の総称で、原子爆弾症の略称。現実には広島および長崎の被災者以外にはみられないものである。爆風や熱による外傷、および放射線による障害があり、これらが複合したものが多い。これらのうち原爆症に特有な症状は放射線被曝(ひばく)を伴ったものである。すなわち、もっとも代表的な症状は急性の放射線障害であるが、現在なお問題になっているのは晩発性の障害である。これには癌(がん)、白血病、白内障、瘢痕(はんこん)性萎縮(いしゅく)による機能障害などがある。制度上は、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」(原爆被爆者援護法)に基づき、厚生労働大臣の認定が必要とされる。
 なお、原爆の放射線による障害を長期間にわたって調査研究してきた原爆傷害調査委員会(ABCC=Atomic Bomb Casualty Commission)は、アメリカ科学アカデミー(NAS=National Academy of Sciences)によって1946年末に広島市と長崎市で同時に創設され、翌年から調査を開始したが、1960年から日本側も加わり、1975年(昭和50)4月から日米対等で管理、運営する財団法人放射線影響研究所に改組された。[重田定義]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

げんばく‐しょう ‥シャウ【原爆症】
〘名〙 原子爆弾や水素爆弾の爆発などにさらされたときに生ずる症状。白血球がいちじるしく減り、主として脱力感、悪心(おしん)、食欲不振、嘔吐などの症状を訴える。原爆病。
※残醜点々(1954)〈大田洋子〉「自殺乃至、原爆症の発現によって、ひょいと死ぬかも知れぬという思いが」

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