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原子価電子【げんしかでんし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

原子価電子
げんしかでんし
valence electron
電子ともいい,原子間の化学結合に寄与する電子。普通は原子の最外殻にあるs電子とp電子をさすが,結合に関与しない非共有電子対を除外したり,結合に関与するd電子を含めたりもするので,価電子の数と最外殻の電子の数とは必ずしも一致しない。これに対し,内部にある電子を内殻電子という。価電子は原子価などの化学的性質を決定し,分子結合や固体の凝集機構などにも寄与する。価電子は,絶縁体や半導体では価電子帯の電子に,金属では自由電子に相当する。 (→原子価 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

げんしかでんし【原子価電子】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

原子価電子
げんしかでんし
valence electron

原子価結合に関係する電子をいい、価電子ともいう。原子の電子軌道の最外殻にある電子の数がそれにあたる。一般に原子の電子配置は、基底状態においては内殻から順次詰まっており、最内殻からK殻、L殻、M殻……のように名づけられている。各電子殻に収容される電子の個数は、K殻から順次、2、8、18……と定まっており、ある原子の電子の数が内殻から満たされ、ある電子殻の定数にまで達したとき、閉殻構造であるという。原子価電子は閉殻であればゼロである。不活性気体の原子がこれにあたる。価電子は原子間の結合にあずかるので、価電子数がゼロであれば単原子分子である。また、水素原子ではK殻に1個の電子をもつので、価電子数は1、したがって原子価1価である。しかし、電子数が多い元素では価電子数と原子価とは一致しない。

[下沢 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

げんしか‐でんし【原子価電子】
〘名〙 原子の核外電子のうち最外殻またはそれに近い電子殻の電子で、化学結合にあずかるもの。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

原子価電子
ゲンシカデンシ
valence electron

[同義異語]価電子

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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デジタル大辞泉

げんしか‐でんし【原子価電子】

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