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十脚類【じっきゃくるい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

十脚類
じっきゃくるい
decapod
軟甲綱十脚目 Decapodaとしてまとめられる甲殻類総称。基本的な体型から,長尾類(エビ類),異尾類ヤドカリ類),短尾類(カニ類)という 3亜目に分けられることが多かったが,生態的な特徴から遊泳類(多くのエビ類)と歩行類(イセエビ・ザリガニ類,ヤドカリ類,カニ類)という 2亜目に分類されたこともある。今日は,根鰓類(クルマエビ・サクラエビ類)と抱卵類(多くのエビ類,ヤドカリ類,カニ類)の 2亜目に分けるのが一般的である。基本的な体制は,(1) 頭胸部が 1枚の甲で覆われる,(2) 腹部が 6節と尾節からなる,(3) 1~数対の鋏脚と数対の歩脚をもつ,などであるが,系統および生態の相違による変化が著しい。頭部付属肢は 5対(感覚用の第1触角,第2触角と口器を形成する大顎および第1小顎,第2小顎),胸部付属肢は 8対(口器を形成する第1~3顎脚,運動用の第1~5歩脚),腹部付属肢 6対は第1~5腹肢と尾肢からなる。眼は一般に有柄の複眼で,呼吸はすべてによる。甲殻類中最も進んだ類で,淡水から深海まで約 9000種以上が知られている。(→節足動物軟甲類

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デジタル大辞泉

じっきゃく‐るい【十脚類】
十脚目に属する甲殻類の総称。長尾亜目(エビ)・短尾亜目(カニ)・異尾亜目(ヤドカリ)に分けられる。

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世界大百科事典 第2版

じっきゃくるい【十脚類】
節足動物門甲殻綱十脚目Decapodaに属する動物群の総称で,エビヤドカリカニ類を含む。世界に約1万種といわれ,下等なミジンコやヨコエビ類などに比較して高等甲殻類とされ,また,一般に大型種が多いことから大型甲殻類ともいわれる。河川の上流,谷川湖沼にはテナガエビ類やヌマエビ類,サワガニ類が見られ,潮間帯から浅海にかけては他の動物群と同様に多数の種がすみつき,変化に富んだ生活を繰り広げている。大陸斜面から暗黒,高圧深海底においてもかなりの数の種が得られている。

出典:株式会社平凡社
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