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動機【どうき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

動機
どうき
motive
心理学用語。行動生起の内的な直接総称要求欲求願望,意図などと同義に用いられることが多い。特に動因と混用されるが,内的な有機的不均衡に起因する場合には生理的動因といい,生理的動機とはいわない。

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動機
どうき
motif; motive
音楽用語。「モチーフ」とも呼ばれる。音楽の楽曲形成における最小の性格的独立単位。旋律リズム和声などにおいてなんらかの特徴をもち,楽曲展開のとなる。ホモフォニーの音楽では2小節で1つの動機を構成することが多いが,さらにその内部が小さな部分動機に分れることもある。動機が4つ集って1つの主題が成立するのが普通。動機は楽曲中で分離され別のものと結びつけられたりすることにより,楽曲の発展に貢献する。特にソナタ形式の展開部において果す役目は大きい。

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デジタル大辞泉

どう‐き【動機】
人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因。「犯行の動機」「タバコをやめた動機
motive》心理学で、人間や動物に行動を引き起こし、その行動に持続性を与える内的原因。
倫理学で、行為をなすべく意志する際、その意志を規定する根拠。義務・欲望・衝動など。
モチーフ2

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

どうき【動機】

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大辞林 第三版

どうき【動機】
人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・きっかけまたは目的。 犯行の- 執筆の- -が不純だ
人の行動を決定する意識的・無意識的原因。動因。
行動を規定する根拠となる目的意識を伴った欲望や衝動。
犯罪および意思表示・法律行為を行う際の内的原因。原因。
モチーフに同じ。 もと機械の動力・運動の意。哲学字彙(1881年)に英語 motive の訳語として載る。倫理学・心理学の用語として一般化

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日本大百科全書(ニッポニカ)

動機
どうき
motive
一般に、その時々の行為を引き起こす機縁となるものが動機とよばれる。日常の習慣的な行為では、動機がはっきり意識されていないこともあるが、ABいずれを選ぶべきかといった行為の選択に際しては動機が意識され、場合によってはその動機の善悪についての反省が行為の選択を左右する。
 倫理学のうえで動機説とよばれるのは、行為の倫理的善悪は動機の倫理的善悪によって定まるとする見方で、道徳法則に対する尊敬を動機とした行為のみが倫理的に善(よ)いとするカントの見方は、その代表といえる。なお動機説に対立するのが結果説で、行為の倫理的善悪はその行為の結果の善悪によって定まるとする見方(たとえば功利主義)であり、動機説がどちらかといえば心情の善さを強調するのに対し、結果説は行為の結果に責任をもつことを強調する。ここに心情倫理と責任倫理の対立がみられるが、しかし心情倫理に属するとされるカントの倫理学も、行為の結果をまったく無視しているわけではない。[宇都宮芳明]

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精選版 日本国語大辞典

どう‐き【動機】
〘名〙
① 物体や機械の運動がおこるきっかけ。動きのみなもと。また、動かす力。
※暦象新書(1798‐1802)中「動機一発する者は、常に一定に向て、一直線を画行して、自ら止留することなく、動機至らざる者は、常に一定処に安在して、永静不動なり」
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「伝信機〈略〉既に鉄片の運動を得れば、其動機を針端に伝へて」
② (motive motif Motiv の訳語)
(イ) 倫理学で、対象または目的の観念に導かれた衝動や欲望をいう。〔哲学字彙(1881)〕
※善の研究(1911)〈西田幾多郎〉三「こはその生受的なると後得的なるとを問はず意志の力とも称すべき者で、爰に之を動機と名づけて置く」
(ロ) 心理学で、行動をひき起こす意識的・無意識的原因をいう。〔教育・心理・論理術語詳解(1885)〕
③ (━する) 事を発動させるきっかけ。人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因、または目的。また、そのようなきっかけ、原因などを持つこと。
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二七「恋人を離れては、其天才も神手も最早(もは)や発揮すべき動機(ドウキ)が無いのだ」
④ 芸術創作または学問上の研究にあたり、その意欲をそそるもとになる素材・思想。モチーフ。
⑤ 音楽で、楽曲の最小単位になる旋律の断片、または音型。通常主題のなかに含まれ、また主題と同義に用いられることもある。モチーフ。

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