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副詞【ふくし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

副詞
ふくし
adverb
品詞の一つ。おもに動詞,形容詞,副詞を修飾して,それらの意味に様態や程度などのうえでの制限を加える働きをもつ。英語の He can run very fast.で veryは fastを修飾し,fastは (very fastという句で) runを修飾する副詞。国文法では一般に意味のうえから,「はっきり」「わざと」のように様子を表わす情態副詞,「ますます」「やや」のように程度を表わす程度副詞,「もしも」「全然」のように特定の語法を支配し陳述にかかわる陳述副詞に3分されることが多い。

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デジタル大辞泉

ふく‐し【副詞】
品詞の一。自立語活用がなく、主語にならない語のうちで、主として、それだけで下に来る用言を修飾するもの。事物の状態を表す状態副詞(「はるばる」「しばらく」「ゆっくり」など)、性質・状態の程度を表す程度副詞(「いささか」「いと」「たいそう」など)、叙述しかたを修飾し、受ける語に一定の言い方を要求する陳述副詞(「あたかも」「決して」「もし」など)の3種に分類される。なお、程度副詞は、「もっと東」「すこしゆっくり」のように体言や他の副詞を修飾することもある。

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世界大百科事典 第2版

ふくし【副詞】

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大辞林 第三版

ふくし【副詞】
品詞の一。自立語で活用がなく、主語・述語になることのない語のうち、主として連用修飾語として用いられるもの。「非常に」「大変」「全然」などの類。どのような語を修飾するかで、状態副詞(すでに・ゆっくり・ひらひら)・程度副詞(もっと・非常に・すこし)・陳述副詞(とうてい・なぜ・まるで)などに分類される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

副詞
ふくし
品詞の一つであるが、他の品詞との境界が不鮮明である。言語により状況が異なるので、以下日本語についてのみ述べる。[国広哲弥]

機能

動詞修飾「ゆっくり歩く」。形容詞修飾「とて美しい」。副詞修飾「なるべく早く」。文修飾「たしかにあの人です」。名詞修飾「すぐ上、もっと右、たった一つ、ずっと以前」。「の」を介して名詞につく「まさかの時、あいにくの雨、突然のお願い」。「だ・か」などの前で述語となる「あいにくだね、まだか」。次に「結果の副詞」という現象がある。「黒く染める、ぼろぼろに裂く」。「穴が大きくあく」は「結果の形容詞」と関連している。「大きな穴があく」。[国広哲弥]

意味的分類

伝統的には3分法が行われているが、これに入りきらない語もある。(1)情態副詞「わざわざ、ゆっくり、こんがり」。擬声語・擬態語。(2)程度副詞「もっと、やや、随分、大変、すごく」。(3)陳述副詞「けっして、おそらく」。これは叙述副詞、呼応副詞ともよばれる。伝統的にはここに入れられているが、「どうぞ、ぜひ、なぜ、もし、まるで」などは異質である。[国広哲弥]

語形的分類

単一語「ゆっくり、かつて」。畳語形「ひとりひとり、泣く泣く、道々」、多くの擬声語・擬態語。名詞形「きょう、先月、春、連日」。数量詞「三つ買う」。「―に」「非常に、にわかに」。「―と」「ぴたりと」。語によっては「に・と」両方がつく「自然に・と、段々に・と」。形容詞・動詞連用形「よく、早く」「急ぎ帰国する」。動詞連用形+「て」「あわてて、いそいで」。句からの転化「思う存分、ことによると、九分通り」。[国広哲弥]

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精選版 日本国語大辞典

ふく‐し【副詞】
〘名〙 品詞の一つ。主として連用修飾語として用いられる語。一般に、事物の性質・状態について修飾するもの(状態の副詞=文語では、「うらうらと」「はるばる」「かたみに」「うたた」、口語では、「うとうと」「たびたび」「かねて」「そう」など)、ある性質・状態を表わす語に対して、その程度を示すもの(程度の副詞=文語では、「いささか」「いと」「いよよ」、口語では、「少し」「たいへん」「もっと」など)、用言の叙述の仕方を修飾し、これを受ける語に一定の制約を要求するもの(陳述の副詞=文語では、「ゆめ」「つゆ」「いづくんぞ」「すべからく」、口語では、「決して」「なぜ」「おそらく」「万一」など)の三種に分類される。程度の副詞は、場所、方向、時間、数量などを表わす体言や、状態の副詞を修飾することがある(「ずっと右」「もっと東」「少しゆっくり歩け」)。また、いわゆる接続詞や感動詞を副詞に含める学説もある。〔百学連環(1870‐71頃)〕

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