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前立腺炎【ぜんりつせんえん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

前立腺炎
ぜんりつせんえん
prostatitis
前立腺の感染性炎症で,急性慢性とに一応分けられる。急性にも軽症から重症まであるが,おもな症状は発熱と頻尿および排尿痛で,ときに尿閉になる。急性が完全に治癒しないと慢性に移行する。慢性の症状は多種多様であるが,外尿道口から薄い膿様の分泌物が出て下着に付着する。頻尿,排尿後不快感,会陰部の鈍痛,性欲減退などである。前立腺結石があるときは,多少とも前立腺炎を合併しやすい。

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デジタル大辞泉

ぜんりつせん‐えん【前立腺炎】
前立腺の炎症。主に細菌感染によって起こり、排尿痛・頻尿・疼痛(とうつう)などの症状があり、急性の場合は発熱する。

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぜんりつせんえん【前立腺炎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

前立腺炎
ぜんりつせんえん
前立腺の炎症で、通常、大腸菌など腸内細菌属の細菌によりおこる細菌性前立腺炎をさす場合が多いが、細菌以外の原因による非細菌性前立腺炎もある。細菌は尿道より前立腺に達する場合が多く、したがって尿道のカテーテル操作後などによくみられるが、血行性感染、リンパ行性感染もある。細菌性前立腺炎は、経過により急性前立腺炎慢性前立腺炎に分けられる。
 急性前立腺炎では高熱を発し、頻尿、排尿痛、排尿困難、射精痛などの症状を呈し、また外尿道口より排膿(はいのう)がある。検尿では尿中に白血球や細菌を認め、また尿道分泌物中にも多数の白血球と細菌が認められる。直腸の診断で前立腺の腫大(しゅだい)や圧痛を認めるが、前立腺膿瘍(のうよう)に進展した場合には波動を呈する。安静を保ち、十分な量の水分を摂取するとともに強力な化学療法を行うことにより予後は良好であるが、一部に慢性化する場合がある。また膿瘍を形成した場合には、穿刺(せんし)排膿が必要となる。
 慢性前立腺炎の症状は不定かつ多彩で一定しないが、会陰(えいん)部不快感、排尿時または射精時不快感などが多い。尿道分泌物は一般に少量で、早朝起床時にのみ認めるものが多い。比較的長期間の化学療法が必要であるが、再発も多い。前立腺マッサージまたは射精により前立腺液のうっ滞を除くことも有効である。
 なお、非細菌性前立腺炎の原因としては、クラミジアやウレアプラズマが重要視されている。慢性の経過をとるが、治療としてはテトラサイクリンが有効である。[河田幸道]

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精選版 日本国語大辞典

ぜんりつせん‐えん【前立腺炎】
〘名〙 前立腺の炎症。主として細菌感染によって起こる。排尿痛、頻尿、会陰(えいん)部疼痛などの症状を呈し、また急性の場合は発熱する。

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