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判断【はんだん】

デジタル大辞泉

はん‐だん【判断】
[名](スル)
物事の真偽・善悪などを見極め、それについて自分の考えを定めること。「適切な判断を下す」「なかなか判断がつかない」「君の判断にまかせる」「状況を判断する」
吉凶を見分けること。占い。「姓名判断
judgment/〈ドイツ〉Urteil論理学で、ある対象について何事かを断定する思考作用。また、その言語表現。普通は「sはpである」「sはpでない」という形式をとる。

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世界大百科事典 第2版

はんだん【判断 judgement】
一般的にいえば判断とは〈何事かに関して真(または偽)と判ずるところの人間の心的作用〉を意味する。一方,命題propositionは論理学において通常〈その真偽に関して論じうる文(たとえば感嘆文命令文は命題でない)〉と規定されており,したがって,命題は判断の言語表現であるといえる。ここでは論理学の用語としての〈判断〉について述べるが,論理学の対象として見るかぎりでは,判断と命題はとくに区別する必要はない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

はんだん【判断】
( 名 ) スル
物事を理解して、考えを決めること。論理・基準などに従って、判定を下すこと。 「 -を下す」 「 -をあおぐ」 「善悪を-する」 「 -がつかない」
吉凶をうらなうこと。 「姓名-」
〘論〙 〔 judgement; ドイツ Urteil〕 ある対象について何事かを断定する人間の思惟作用。命題を内容とする思考の働き。また、命題自体。

出典:三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

判断
はんだん
judgment
論理学で,ある概念と概念との間,また概念は実在を表象するとの意味で,実在と実在との間に一定の関係があることを肯定または否定する知性の行為もしくはその能力またはその結果をいう。判断を言語で表明したものを命題という。判断は一般に「SはPである」という形で表わされるが,Sを主語,Pを述語という。判断がSの概念の外延全体に及んでいるか (全称) ,あるいは一部にのみ (特称) かを判断の「量」,SとPの関係が肯定的であるか,否定的であるかを「質」という。またPの概念がすでにSの概念に含まれている場合を分析判断,そうでない場合を総合判断という。SとPの関係の断定が経験によらない場合を先天 (験) 的判断,経験に基づく場合を後天的判断という。 (→形式論理学 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

判断
はんだん
judgment英語
Urteilドイツ語
jugementフランス語
一つの事実を断定すること。たとえば、電車の中でみかけた人の顔を見て「だれだったか」と考えているうちに、「ああ、古い知人の何々さんだ」という断定に達したときには、判断を下したことになる。伝統的論理学では、推論の基本単位となっている定言形の文、すなわち「SはPである」という形の文を「定言判断」とよび、「AならB」という形の文を「仮言判断」、「AさもなければB」という形の文を「選言判断」という。これは、推論の際にこれらの文に応ずる判断が心のなかで行われると考えることによるのである。現代論理学では、言語表現に即して論証の分析を行い、心のなかのことには直接は踏み込まないので、こういうことばは使わない。近ごろでは、いくつかの可能な場合のなかから一つを選び取ること、すなわち「意思決定」とよばれていることを「判断」ということもある。[吉田夏彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はん‐だん【判断】
〘名〙
① 法に基づいて判定すること。判定。断定。
※宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解「更忘万民之撫育、只存一身之利潤、経愁如此之間、専無判断之心
② 外界やその人自身に関する物事が今どうであるのか、今後どうなるのか、どうあるべきなのか、どうすべきなのかを直感的あるいは論理的に考え、決めること。また、その決定の内容。
※六物図抄(1508)「かうあるをば仏の俗服ぢゃと判断したまふぞ」 〔北斉書‐許惇伝〕
吉凶を見分けること。占い。「姓名判断
武蔵野(1887)〈山田美妙〉下「其人と膝を合はせて我子の身上を判断したくなる」
④ (Urteil の訳語) 哲学で、ある命題または思考内容を肯定または否定する精神作用。伝統的論理学で、主語について述語を肯定または否定するはたらき。蓋然的・実然的・必然的の区別がある。

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