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初乳【しょにゅう】

妊娠・子育て用語辞典

しょにゅう【初乳】
産後、数日くらいの間に出る母乳をいいます。産後1~2週間ごろの母は「移行乳」、それからは「成熟乳」と呼ばれます。初乳は黄色くて粘りのある母乳。たんぱく質タウリンなど、この時期の赤ちゃんに重要な栄養成分や、免疫物資がとても多く含まれています。「初乳はできるだけ飲ませてあげて」といわれるのも、このためです。

出典:母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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デジタル大辞泉

しょ‐にゅう【初乳】
分娩(ぶんべん)後の数日間に分泌される乳。たんぱく質・脂肪・ミネラルや免疫物質を含む。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

初乳
 分娩後5〜7日に分泌される乳で,特別の組成をもつため,区別される.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

しょにゅう【初乳 colostrum】
分娩(ぶんべん)後数日間分泌される母乳をいう。初乳は,成乳(分娩後1ヵ月後に分泌される乳汁)や移行乳(初乳から成乳にいたる間に分泌される乳汁)にくらべて,高タンパク質,低脂肪,低乳糖である。分泌型免疫グロブリンAを主とする免疫グロブリンを豊富に含み,また食作用を有する単核細胞を含んでいる。古い日本の授乳習慣では,初乳はしぼって捨て,新生児に飲ませなかったが,欧米では,初乳のもつ下剤作用が胎便排出に有利と考えて飲ませることが勧められていた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しょにゅう【初乳】
分娩後数日間分泌される水様透明の特別な乳。低脂肪・低乳糖で、固形分が多くタンパク質・無機物・ビタミン類や免疫物質などが含まれている。

出典:三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

初乳
しょにゅう
colostrum
一般には妊婦が分娩後,最初に出す乳汁をいう。しかし,妊娠2~3ヵ月頃でも乳房を圧迫すれば初乳の分泌がみられる。初乳は分娩後約3日目までで,それ以後は成乳となる。成乳に比べると濃度は薄く,蛋白質,無機質,ビタミンに富み,哺乳量の少い新生児に適しており,また便秘を起りにくくしている。初乳中には,白血球脂肪球を捕食した大粒の初乳球が顕微鏡でみられるのが特徴である。分娩後第1日の初乳のカロリーは成乳の2倍であるが,以後急速に減少し成乳に近づく。なお,乳牛の場合でも同様で,免疫抗体も含まれているので,初生子には必ず初乳を飲ませている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

初乳
しょにゅう
分娩(ぶんべん)時に乳房にたまっている乳、および分娩後3~5日間に出る黄色を帯びた濃厚な乳をいう。分娩後の哺乳(ほにゅう)あるいは搾乳ごとにその成分や外観は常乳に近づく。初乳には乳糖は少ないが他の成分は多く、タンパク質では免疫グロブリンが、ビタミン類ではビタミンAがとくに多い。新生子に免疫性を与えて感染を防ぐため、乳牛では普通新生子にかならず3日間は初乳を与える。しかし初乳は加熱によって凝固しやすく、市乳、加工用原料乳に用いることはできない。[西田恂子]

ヒトの初乳

妊娠後半期に乳房を圧迫すると乳頭から滴状になって出てくる半透明で黄色を帯びた濃厚な液で、出産後も3~5日間みられるが、以後6~10日間は白色を帯びた粘り気の少ない移行乳になり、その後は不透明な白色の成乳となる。初乳には多数の大小不同な脂肪球が含まれ、大単核白血球や多核白血球からなる大きな初乳球がみられるが、乳汁分泌が盛んになると消失する。成乳に比べてタンパク質に富み栄養価が高いほか、塩類や脂質を多く含むので通じをよくする。初乳と成乳における成分の違いは、哺乳量の少ない新生児の栄養を維持するためと考えられている。[新井正夫]

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精選版 日本国語大辞典

しょ‐にゅう【初乳】
〘名〙 分娩後約一週間の間に乳房から分泌される特殊の乳汁。成乳に比べて、蛋白質やビタミン類に富み栄養価が高く、免疫物質が含まれている。広義に解釈して、妊娠二か月頃から産後一週間ごろまでの乳腺からの分泌液をさすこともある。〔医語類聚(1872)〕

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