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切ない【セツナイ】

デジタル大辞泉

せつ‐な・い【切ない】
[形][文]せつな・し[ク]《「ない」は接尾語》
悲しさや恋しさで、胸がしめつけられるようである。やりきれない。やるせない。「―・い思い」
からだが苦しい。
「ああー・い、厭(いや)だと云うのに本田さんが無理にお酒を飲まして」〈二葉亭浮雲
身動きがとれない。どうしようもない。
「詮議つめられ―・く川中に飛び込み」〈浮・武家義理・三〉
[派生]せつながる[動ラ五]せつなげ[形動]せつなさ[名]

出典:小学館
監修:松村明
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大辞林 第三版

せつない【切ない】
[文] ク せつな・し
(寂しさ・悲しさ・恋しさなどで)胸がしめつけられるような気持ちだ。つらくやるせない。 - ・い胸の内を明かす
大切に思っている。深く心を寄せている。 義経に心ざしの-・き人もあるらん/幸若・清重
苦しい。肉体的に苦痛だ。 湯を強ひられるも-・いもんだ/咄本・鯛の味噌津
せっぱ詰まった状態である。 詮議つめられ-・く川中に飛び込み/浮世草子・武家義理物語 3
生活が苦しい。 - ・いに絹の襦袢でけいこさせ/柳多留 12
[派生] -が・る -げ 形動 -さ
[句項目] 切ない時の神頼み

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せつ‐な・い【切ない】
〘形口〙 せつな・し 〘形ク〙 (「ない」は接尾語)
① 非常に親切である。たいせつに思っている。心にかけて深く思っている。
※義経記(室町中か)四「こころざしはせつなけれども、かくてはかなふまじとて」
② 悲しさ・寂しさ・しさなどで、胸がしめつけられるような気持である。心が苦しい。やりきれない。やるせない。
※御伽草子・法妙童子(室町時代物語集所収)(室町末)「その御ありさま、あまりにせつなく、おもひたてまつり」
③ 呼吸が苦しい。息苦しい。からだが苦しい。
※浮世草子・武道伝来記(1687)三「伊織二人とらへ両脇にはさみ其男を待つうちに身のせつなきままに指を喰切どもはなさず」
④ 追いつめられ、どうにもならない状態である。せっぱつまった状態である。身動きのとれない状態である。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浮世草子・武家義理物語(1688)三「せんぎつめられ、折(セツ)なく川中に飛込をのれと自滅いたせり」
⑤ 生活が苦しい。
人情本・閑情末摘花(1839‐41)初「何程切ないからと言って其様(そん)な事に成っちゃア」
せつな‐が・る
〘他ラ四〙
せつな‐げ
〘形動〙
せつな‐さ
〘名〙

出典:精選版 日本国語大辞典
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