Rakuten infoseek

辞書

分類学【ぶんるいがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

分類学
ぶんるいがく
taxonomy
生物学の一分科。分類と分類学という用語を区別するならば,前者は,多種類の生物の種を妥当な仕方で命名,整理して一つの体系にまとめるのが課題であり,後者は,この分類の仕方を理論的に問題とする分野ということになるが,実際は分類学という語に,分類の仕事の内容そのものも含ませて考える。分類作業の基準は,初期には外見上の形態的特徴による分類から始って,習性による分類,進化の系統による分類へと発展してきた。現在では蛋白質分子レベルでの知識 (ことにアミノ酸配列) なども分類の手掛りに取入れられる一方,多項目の分類指標の合致,不一致をコンピュータなどで処理して客観化を目指す数量分類学 numerical taxonomyの立場もある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵

分類学
多様な生物を共通の属性に基づいてグループ分けする生物学の一分野。C.フォン・リンネに代表される伝統的分類学では外見的な特徴(形質)をもとに種に名前を付け、類似性をもとに上位の分類群にまとめていく方法がとられる。C.ダーウィン以後、進化の過程を反映した系統分類学が求められるようになるが、伝統的な手法では学者の主観によって体系が異なる欠点があり、1960年代から分類形質としてチトクロムやDNAなどの生体分子を用いる分子系統学が盛んになる。系統関係の導き方については、W.へニックらによって分岐分類学が提唱されているが、これは形質を派生形質と原始形質に分け、共有派生形質をより多くもつものを近縁とする方法。
(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

ぶんるい‐がく【分類学】
生物を形態・生理などの関連や系統的なつながりに基づいて整理し、各種間の相互関係を研究する学問分野。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ぶんるいがく【分類学 taxonomy】
多様な生物を,それらが分化してきた歴史的過程にしたがって体系づけるための研究を主眼とする生物学の一分野。生物は40億年ほど前に地球上に発生したと考えられ,それ以来,地球上の環境の変遷にも対応しながら進化をくり返し,現在みられるように,200万種をこえるほどに多様化してきた。生命の特性のうち,その歴史性が具体的に表現されているのが生物の多様性であるが,生物の多様性は,進化の過程を反映した秩序のあるもので,定まった体系にまとめあげうるものである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ぶんるいがく【分類学】
生物界を一定の規則に従って、門・綱・目・科・属・種・品種などの段階にまとめて整理し、これらの相互関係や系統分化などを研究する学問。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ぶんるい‐がく【分類学】
〘名〙 生物学の一分科。化石をも含め、系統や相互の類似関係にもとづいて、種、科などを識別し、体系化する学問。〔生物学語彙(1884)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

分類学」の用語解説はコトバンクが提供しています。

分類学の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.