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分詞【ぶんし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

分詞
ぶんし
participle
インド=ヨーロッパ語族やセム語族の諸言語にみられる動詞の替変形の一つ。数や性によって曲用するという名詞性質と,時制やの別があるという動詞の性質とを分ち有するところから,古代ギリシアの文法家が命名した。もっとも近代インド=ヨーロッパ語族の諸言語では種類も減り,替変も簡単になっている。たとえば,現代英語では,love (愛する) について,現在分詞形 lovingと,過去分詞形 lovedとがあるが,これらは常にこの形で用いられる。一般に,文中では形容詞に相当する働きをするが,連用修飾語,目的語をとるなど,その動詞本来の働きも失わない。また一般に,特定の (助) 動詞とともに用いられて,受身,完了,進行,反復などの意味を表わす。

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デジタル大辞泉

ぶん‐し【分詞】
participle》ヨーロッパ諸語などの文法で、動詞が語形変化して形容詞的に用いられるもの。現在分詞過去分詞などがある。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

ぶんし【分詞】

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大辞林 第三版

ぶんし【分詞】
ヨーロッパ諸語において、動詞が語形変化して、形容詞の機能をもつようになったもの。現在分詞・過去分詞などがある。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

分詞
ぶんし
インド・ヨーロッパ語族に属する諸言語にみられる動詞活用形の一種。不定詞と同じく、非定形(non-finite form)の一種をなす。動詞と形容詞の働きを分有する(participate)ので分詞(participle)とよばれる。ラテン語では、能動態現在・能動態未来・受動態完了の三形が区別されていた。英語には二つの分詞があり、-ingに終わる形を現在分詞、規則的には-edに終わる形を過去分詞とよぶのが一般である。しかし、これはラテン語文法の伝統をひくものであり、英語における実際の用法は、現在・過去というテンス(時制)とは直接には関係がないのであるから、適切な名称とはいえない。-ing形はbe動詞と結び付いて継続アスペクト(相)を示し、-ed形はhave動詞と結び付いて完了(perfect)アスペクトを示す。この意味で両形は、未完了分詞・完了分詞とよぶこともできる。-ed形はさらにbe動詞と結び付いて受動態を示す。二つの分詞はa running water(流れている水)、a trained nurse(正看護婦)のように形容詞としても用いられる。また、keep a person waiting(人を待たせる)、keep the door closed(ドアを閉めておく)のように補語としても用いられる。Having prepared the next day's lessons, I went to bed(翌日の予習を済ませたので、床についた)のような用法は分詞構文とよばれ、副詞節を構成する。前置詞concerning、接続詞provided that …などを派生させることもある。[国広哲弥]

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精選版 日本国語大辞典

ぶん‐し【分詞】
〘名〙
① (participle の訳語) インド‐ヨーロッパ語族の諸言語において、動詞が変形して形容詞の機能をもつようになったもの。英語では現在分詞と過去分詞の二つがある。一般には、時制と態を現わす。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
② ①を日本語にむりに当てはめて、名詞を形容する動詞の連体形の用法をいう。西洋文典の影響の著しい、明治初期の文典で説かれた。〔小学日本文典(1874)〕

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