Rakuten infoseek

辞書

分解【ブンカイ】

デジタル大辞泉

ぶん‐かい【分解】
[名](スル)
一つに結合しているものを、要素や部分に分けること。また、分かれること。「時計を分解する」「空中分解」「分解掃除」
数学で、考察の対象をより簡単な対象に分けること。「因数に分解する」
化合物が、化学変化により、2種以上の単体や基礎的な化合物に分かれること。「水を酸素水素分解する」「電気分解
力・速度などのベクトルで表される量を、その成分に分けること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

分解
 一般に複雑な物質を,より簡単な物質に変化させる過程.例えば,高分子化合物低分子化合物へと変化させることなど.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版

ぶんかい【分解】
スル
一つにまとまっていた物がいくつかに分かれること。また、分けること。 自転車を-する
一つの化合物から、複数のより簡単な化合物または単体が生成する現象。またその反応。
事の道理を細かく分けてとくこと。 看官宜く下文の-を読て知る可し/花柳春話 純一郎

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

分解
ぶんかい
decomposition
一つの化合物が成分単体、あるいはもっと簡単な化合物に分かれることで、化合、合成とは逆の過程をさす。すなわち、AB―→A+Bのような場合である。
 分解には通常は他からエネルギーの供給が必要であり、そのエネルギー源によって、熱分解、光分解、電気分解、放射線分解などとよぶ。たとえば、塩化銀AgClは銀(Ag)と塩素(Cl)に光分解する。化学反応に伴うものとしては、酸化分解、還元分解、加水分解や加安分解(アンモノリシス)、そのほか溶媒との結合生成によって成分イオンに分かれたりするものの総称である加溶媒分解などがあげられる。これはソルボリシスsolvolysisという。
 生体内でも酵素の作用によっていろいろな分解反応がおこっているのだが、通常はこちらはあまり「分解」とは意識されず、消化、発酵、腐敗などの生物化学反応(代謝)の一部とされている。しかし、本体は前述の酸化、還元、加水分解反応の複雑な組合せである。公害処理などに用いられる嫌気性分解は、つまりメタンガス生成発酵にほかならないことからもこのことはよくわかる。泥炭の生成なども還元分解反応の結果である。[山崎 昶]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ぶん‐かい【分解】
〘名〙
① 細かに事の道理を分けること。また、いい説くこと。弁明すること。
※大学垂加先生講義(1679)「此分には先字義に分解の入ことなるゆゑで」 〔後漢書‐馬皇后〕
② 結合しているものが細かに分かれること。また、あるものを個々の要素や部分に分けること。分析。〔五国対照兵語字書(1881)〕
※趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉一「何故とか此故とか云ふのは事件が過ぎてから冷静な頭脳に復したとき当時を回想して始めて分解(ブンカイ)し得た智識に過ぎん」
※春の城(1952)〈阿川弘之〉一「分解した砲を担いで」
③ 数学で、考察の対象を、より簡単な対象に分けること。因数分解・部分分数分解など。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
④ 力・速度・電場・磁場などのベクトルで表わされる量を座標軸方向の成分に分けること。
⑤ 化合物が、より簡単な二種以上の化合物や単体に分かれること。また、分けること。〔小学化学書(1874)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

分解
ブンカイ
decomposition

ある化合物が2種類以上のより簡単な物質に変化すること.ただし,この分解が可逆的である場合には解離という.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

分解」の用語解説はコトバンクが提供しています。

分解の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.