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分布定数回路【ぶんぷていすうかいろ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

分布定数回路
ぶんぷていすうかいろ
distributed parameter circuit
回路の電気的定数が,空間的に連続に分布している回路。特に信号波長回路素子寸法に比べて短いような場合は,分布定数回路として考える必要がある。同軸ケーブルレッヘル線などの伝送線路は,分布定数回路のである。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぶんぷ‐ていすうかいろ〔‐テイスウクワイロ〕【分布定数回路】
電気信号の波長に比べて空間的に十分に長いスケールをもつ電気回路。回路を構成する素子がそのスケールで連続して分布するような回路を指す。低周波の長い伝送線や高周波電子回路などは、分布定数回路として取り扱う必要がある。⇔集中定数回路

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぶんぷていすうかいろ【分布定数回路 distributed parameter circuit】
抵抗,キャパシタンス,インダクタンスなどの回路要素が分布して存在しているとして扱った回路。集中定数回路の対。長い送電線,高周波回路などで,長さが波長に比べて十分短くない回路,大地や電解液中などに電流が広がって流れる回路などは,集中定数回路で近似すると誤差が大きくなり,特有の現象が説明できなくなるので,分布定数回路として扱う。分布定数回路として理論的に扱うことにより,電流や電圧が波として伝わり,反射,透過,吸収が起こることを表現でき,これらの結果として発生する定在波や波形などが正確に計算できる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

分布定数回路
ぶんぷていすうかいろ
distributed constant circuit

線路に高周波を流し回路とするとき、回路の要素が一様に分布しているものをいう。伝送線路、同軸ケーブル、導波管などにはインダクタンス、キャパシタンス(静電容量)、漏れ抵抗が分散して存在し、これらによって電圧や電流が位置に対応して分布する。このような回路を取り扱う場合には、回路の要素が1か所に集まっているラジオ回路とか変圧器のように、集中定数の考え方は適用できない。したがって線路の単位長さ(普通は1メートル)ごとのインダクタンス、抵抗、キャパシタンス、リーカンス(漏れ抵抗の逆数)などの回路定数が線路に一様に分布しているものとして、解析、設計などを行う。この回路定数を分布定数といい、その回路を分布定数回路という。ただし、線路であっても交流の波長に比べて短い場合は、集中定数回路として扱っている。電気回路でも、送電線のように波長に比べて非常に長い回路では、無限長線路と考えてよく、分布定数回路となる。したがって、線路の特性インピーダンスとか、そのほかの定数などを分布定数から算定することができる。

[岩田倫典]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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