Rakuten infoseek

辞書

八紘一宇【はっこういちう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

八紘一宇
はっこういちう
「世界を一つの家にする」を意味するスローガン。第2次世界大戦中に日本の中国,東南アジアへの侵略を正当化するためのスローガンとして用いられた。『日本書紀』のなかにみえる大和橿原に都を定めたときの神武天皇詔勅に「兼六合以開都,掩八紘而為」 (六合〈くにのうち〉を兼ねてもって都を開き,八〈あめのした〉をおおいて宇〈いえ〉となす) とあることを根拠に,田中智学が日本的な世界統一の原理として 1903年に造語したもの。 40年第2次近衛文麿内閣が「基本国策要綱」で東亜新秩序の建設を掲げるにあたり,「皇国国是は八紘一宇とする肇国の大精神に基づく」と述べ,以後東亜新秩序の思想的根拠として広く唱えられた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

はっこう‐いちう〔ハツクワウ‐〕【八×紘一宇】
《神武紀の「八紘をおほひて宇(いへ)とせむ」から》全世界を一つの家にすること。第二次大戦期、日本が海外侵略を正当化する標語として用いた。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

はっこういちう【八紘一宇】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

はっこういちう【八紘一宇】
〔日本書紀「掩八紘而為宇」より〕
天下を一つの家のようにすること。第二次大戦中、大東亜共栄圏の建設を意味し、日本の海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

八紘一宇
はっこういちう
神武(じんむ)天皇が大和(やまと)橿原(かしはら)に都を定めたときの神勅に「六合(くにのうち)を兼ねてもって都を開き、八紘(あめのした)をおおいて宇(いえ)と為(せ)んこと、またよからずや」(日本書紀)とある。ここにあるのは「八紘為宇」という文字であるが、1940年(昭和15)8月、第二次近衛(このえ)内閣が基本国策要綱で大東亜新秩序の建設をうたった際、「皇国の国是は八紘を一宇とする肇国(ちょうこく)の大精神に基」づくと述べた。これが「八紘一宇」という文字が公式に使われた最初である。爾来(じらい)、教学刷新評議会で「国体観念をあきらかにする教育」を論ずるなかなどで頻繁に使用された。国柱会(こくちゅうかい)の田中智学(ちがく)もしばしばこの文字を使った。すべて「大東亜共栄圏の建設、ひいては世界万国を日本天皇の御稜威(みいづ)の下に統合し、おのおのの国をしてそのところを得しめようとする理想」の表明であったとされるが、太平洋戦争における日本の敗戦によって、万事休した。[古川哲史]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

はっこう‐いちう ハックヮウ‥【八紘一宇】
〘名〙 (「宇」は家のこと) 地の果てまでを一つの家のように統一して支配すること。「日本書紀‐神武即位前己未年三月」の「兼六合以開都、掩八紘而為宇」に基づくもので、元来は国の内を一つにする意であったが、太平洋戦争期、海外進出の口実ともなった。
※日本国体の研究(1922)〈田中智学〉二「神武天皇の世界統一は『八紘(クヮウ)一宇(ウ)』といふことと『六合一都』といふことで言ひ現はされた、但に天皇の宣言中にある命題だ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

八紘一宇」の用語解説はコトバンクが提供しています。

八紘一宇の関連情報

他サービスで検索

「八紘一宇」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.