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八島【やしま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

八島
やしま
(1) 能の曲名。二番目物。勝修羅物の一つ。世阿弥作。西国行脚のが八 (屋) 島で漁翁 (実は源義経) の小屋に宿り,源平合戦の話を聞く。その夜僧の夢に義経の亡霊が出て,弓流しのことや修羅道平教経と戦うありさまを語る。 (2) 地歌・箏曲の曲銘。「屋島」とも記す。謡い物。尾張の藤尾勾当作曲。詞章は能の『八島』に典拠しているが,能に拠らない部分もある。京都の木ノ本巴遊が弾きはやらせたと伝える。三弦三下り。箏の手はさまざまにあり,名古屋では吉沢検校,京都では八重崎検校,大阪では菊原琴治手付が知られている。途中の合の手は手事風で,砧地との合奏が可能。舞地としても使われる。なお,これを移曲した荻江節のほか,幸若舞曲などに同名曲がある。

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デジタル大辞泉プラス

八島
大分県佐伯市、佐伯湾内の番匠川河口近くに位置する無人島。島の南端には八島龍神社がある。

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八島
日本海軍の戦艦。富士型戦艦の2番艦。前弩級戦艦。イギリスで建造され、1897年9月に竣工、同年11月に横須賀に到着。日露戦争の旅順攻撃に参加。1904年5月、旅順港外で触雷し沈没

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世界大百科事典 第2版

やしま【八島】
幸若舞の曲名。作者不明。上演記録の初見は《言継卿記》の永禄2年(1559)条。山伏姿に身をやつし平泉に落ちる判官義経一行は,奥州信夫(しのぶ)の佐藤の家に宿を取る。接待に出た尼公は,わが子継信・忠信が父庄司の制止を振り切って,源氏の旗揚げに参加したことや2人の帰りを待ちわびた庄司が死ぬとき,嫁たちが兄弟の鎧を着て慰めたことなどを物語る。素性を明かせない義経は弁慶に命じ,廻国の僧を装って継信・忠信の戦場での活躍ぶりや最期のさまを語らせる。

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やしま【八島】
日本の芸能,音楽の曲名。(1)能。観世流は〈屋島〉とも書く。二番目物修羅物。世阿弥時代からある能。シテは源義経の霊。旅の僧(ワキ)が八島(屋島)の浦へ赴くと,老人(前ジテ)と若者(ツレ)の2人の漁夫がやって来るのに会い,その塩屋に泊めてもらう。老人は僧に求められて,源平の八島の戦の話をする。それは,ひときわ目立った義経の勇姿,悪七兵衛景清(あくしちびようえかげきよ)と三保谷四郎(みおのやのしろう)の錣引き(しころびき)の力競べ,主人をかばって敵の矢を受けて死んだ佐藤継信(つぎのぶ)と菊王のふるまいなどの話であった。

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