Rakuten infoseek

辞書

入母屋【イリモヤ】

デジタル大辞泉

いり‐もや【入母屋】
屋根の形式の一。上部切妻(きりづま)造りのように二方勾配(こうばい)をもち、下方寄せ棟造りのように四方へ勾配をもつもの。寺院などに多い。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

リフォーム用語集

入母屋
東アジアにみられる伝統的屋根形式のひとつ。上部においては切妻造、下部においては寄棟造となる構造をもつ。日本においては古来より切妻屋根寄棟屋根より尊ばれ、その組み合わせである入母屋造はもっとも格式が高い形式として重んじられた。

出典:リフォーム ホームプロ
Copyright(c) 2001-2014 HOMEPRO CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

いりもや【入母屋】
屋根を上部(上屋(じようや))と下部(下屋(げや))に分けて,上屋を切妻,下屋を寄棟ふき,これを一体化した屋根型。もともと,上屋の下の空間を“母屋もや∥おもや)”と呼び,下屋の下の空間を“ひさしの間”と呼んだところからこの名称が生まれたのであろう。屋根のふき方は,上屋と下屋を区別せずに連続的に同じ構法でふくことが多いが,上屋を瓦ぶきとし,下屋を銅板など金属板ぶきとする例もあるし,同じ瓦ぶきでも,上屋と下屋の境に段を設けた錣(しころ)ぶきというふき方もある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

いりもや【入母屋】
建築の屋根の形式の一。屋根の上方は切妻造り、下方は寄棟造りのように四方に庇ひさしを葺きおろすもの。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

入母屋
いりもや
勾配(こうばい)屋根の形式の一つで、切妻(きりづま)の四周に庇(ひさし)を葺(ふ)き下ろしたような形となり、妻側の庇から相当内に入った所に破風(はふ)が立ち上がる形式になるのでこの名がある。古代の竪穴(たてあな)住居で円形または隅(すみ)丸の平面をもつものは、(垂木)(たるき)を穴の周辺に沿って立ち上げ、中央で束ねる円錐(えんすい)形の屋根となるのが自然であるが、これに煙出しをつくり、しかもそこから雨が降り込まないようにするため、頂点部分に短い棟(むね)をつけると、おのずから入母屋の形ができる。登呂(とろ)遺跡などの竪穴住居はこの形で復原され、家形埴輪(はにわ)でもこの屋根をもつものが多い。奈良時代までは最重要の建物(宮殿における大極殿(だいごくでん)、寺院における金堂(こんどう)など)には寄棟(よせむね)を用い、入母屋は一級下の建物(寺院における講堂、中門など)に用いられていたが、その後は重要施設のすべてを入母屋で統一するのが通例となった。現在でも高級木造建築で入母屋の用いられることが多い。
 通常の入母屋は、棟から平側の軒までを連続した面(普通は反(そ)り、まれに起(むく)りをつけた曲面)につくるが、切妻部分の勾配を急に、庇部分の勾配を緩くして屋根を折板(せっぱん)状につくるものを錣葺(しころぶ)きといい、玉虫厨子(たまむしずし)宮殿模型の屋根や復原された四天王寺伽藍(がらん)ではこの形が用いられている。[山田幸一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

いり‐もや【入母屋】
〘名〙 日本建築における屋根の形式の一つ。上は切妻造(きりづまづくり)にし、下部は四注造(しちゅうづくり)のように勾配(こうばい)をもたせた屋根の形。〔日本建築辞彙(1906)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

入母屋」の用語解説はコトバンクが提供しています。

入母屋の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.