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偏食【へんしょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

偏食
へんしょく
食物のえり好みが強いこと。広義には,日本人の米穀主のような民族的食現象も認められるが,狭義には個人の成長期のしつけ,好み,生活環境などによって,自律的な偏食と他律的な偏食が発生する。いずれの場合も長期間続くと,体力,知力の低下,抵抗力の減弱を招き,有害な結果を示す。偏食の一部には,アレルギーに対する潜在的防衛反応が働いていたり,たとえば乳糖分解酵素をもたないために,牛乳を飲むと下痢をするような生理的条件が関与している場合もある。

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デジタル大辞泉

へん‐しょく【偏食】
[名](スル)好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること。「肉ばかり偏食する」

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

偏食
 食物を,好き嫌いによって片寄って食べること.特に栄養素の摂取バランスに影響がでる場合などに使う.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

へんしょく【偏食 biased nutrition】
特定の食品をとくにきらって食べなかったり,あるいは好んで食べる傾向をいう。離乳段階からその兆しがみえ,4~5歳までにはっきりとした傾向がみられることが多い。偏食にはいろいろな種類や程度があるが,栄養学的に代替のきかないもの,たとえば成長に必要な肉,魚,卵などのタンパク質をまったくきらう場合などが非常にやっかいであり,このような場合には専門家に相談する必要がある。しかし,この種のものは例外で,多くの場合は,魚はきらいであるが肉は好きといった代替のきくものである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

へんしょく【偏食】
スル
食べ物の好き嫌いがはげしく特定のものだけを食べること。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

偏食
へんしょく
特定の食品を嫌って食べない、あるいは限られた食品ばかりを好んで食べるような偏った食事をすることをいう。食品の種類はきわめて多いが、通常の食生活は、家庭環境、経済、嗜好(しこう)などによって営まれている。したがって、各家庭の食事も、食品の種類や調理の方法が異なるのが普通であり、日常の摂取食品に偏りのあることは否めない。こうした食生活において、その人の健康に支障がなければ問題はないが、ごくありふれた、多くの人たちが摂取している食品を嫌い、極端に偏った範囲の食品しか食べず、そのために栄養素の不足を招き、健康を害するような食事を繰り返す場合には、栄養的な矯正対策を講じなければならない。とくに子供の偏食は、発育上からも大きな問題となる。
 子供の偏食の原因は、〔1〕親の好む味や形に調理される、〔2〕「栄養があるから」「頭がよくなるから」などと強制を重ねる、〔3〕親の嫌う食品が、いつのまにか暗示となる、〔4〕ある食品を食べて、嘔吐(おうと)や下痢などをおこした経験をもつ、〔5〕小魚は小骨が多くて食べにくい、熱くて食べにくいなどによる食欲の減退、〔6〕食品の形や臭(にお)いなどが不快な連想をよぶ、〔7〕動物はかわいいからといった理由で肉類を嫌う、など多彩である。こうした子供の偏食を矯正するためには、親がその原因をつかみ、改善していくとともに、食物の好き嫌いを忘れさせるような食事の雰囲気づくりも肝要となる。また、子供同士の集団生活、集団給食などが功を奏する場合も多い。[井上義朗]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

へん‐しょく【偏食】
〘名〙 食品に対する好ききらいが激しく、えりごのみして食べること。かたよった食生活の態度。
※真理の春(1930)〈細田民樹〉頭の上の街「何? ヘンショク? ははあ、偏食(ヘンショク)か。なるほどねえ」

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