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俊頼髄脳【としよりずいのう】

大辞林 第三版

としよりずいのう【俊頼髄脳】
歌学書。二巻。源俊頼著。平安後期成立。詞ことばより心を重んじ、珍しい趣向の必要を説く作歌心得を述べ、歌体を二〇体に分けて善歌・悪歌の例を示す。

出典:三省堂
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デジタル大辞泉

としよりずいのう〔としよりズイナウ〕【俊頼髄脳】
源俊頼による歌論書。天永3年(1112)頃、関白藤原忠実の娘、藤原勲子(高陽院)のために述作したものとされる。俊頼無名抄(むみょうしょう)。俊秘抄(しゅんぴしょう)。

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世界大百科事典 第2版

としよりずいのう【俊頼髄脳】
源俊頼が関白藤原忠実の娘高陽院(かやのいん)泰子に献呈した歌学書。1111‐13年(天永2‐永久1)ころの著作。《俊秘抄》《俊頼口伝集》などの書名でも伝わる。歌体,歌病(かへい),秀歌論から和歌説話に及ぶ博大な和歌概論に仕立て,院政期歌壇指導者として生きた知識と体験を吐露している。歌道執心を説きつつ,末代の歌人は〈心を先として珍しき節を求め,詞を飾り詠む〉新しい歌風をめざすべきことを強調している。【近藤 潤一】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

俊頼髄脳
としよりずいのう
平安後期、院政期歌壇の指導者源俊頼(としより)が書いた歌論書。1112年(天永3)ごろ、藤原勲子(後の鳥羽(とば)院皇后・高陽院(かやのいん)泰子=改名)のために述作したらしい。『俊頼無名抄(むみょうしょう)』『俊秘(しゅんぴ)抄』『俊頼口伝(くでん)集』などの別名でも伝わっている。入門指南のための和歌概説ながら、歌体論、歌病論、和歌効用論から始めて、題詠論、秀歌論、歌語論に及ぶ広い体系的述作を志している。全体に実作の立場から具体的に作品を解明し、和歌説話も豊富に取り込んでいる。俊頼の新風志向がはっきりうかがわれ、後の歌学、歌論に大きな影響を与えた。[近藤潤一]
『橋本不美男校注『俊頼髄脳』(『日本古典文学全集50 歌論集』所収・1975・小学館) ▽佐佐木信綱編、久曽神昇著『日本歌学大系1』(1963・風間書房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

としよりずいのう としよりズイナウ【俊頼髄脳】
平安後期の歌学書。源俊頼著。永久三年(一一一五)ごろ、藤原勲子(後の鳥羽院皇后、高陽院泰子)のために述作したらしい。歌体論・歌病論・和歌効用論・題詠論・秀歌論・歌語論に及ぶ。

出典:精選版 日本国語大辞典
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