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作戦【さくせん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

作戦
さくせん
military operation
戦略または戦術を実施することをいう。事前に作戦計画が立てられ,作戦開始後の状況の推移によって,随時計画が変更される。作戦はその目標が達成されるか,企画が放棄されることによって終結し,通常,防諜上の考慮から秘匿名が与えられる。第2次世界大戦では,ナチス・ドイツのソ連進攻「バルバロッサ」作戦,連合軍の「オーバーロード (ノルマンディー上陸) 」作戦などが有名。近年では 1991年の湾岸戦争の「砂漠の盾」「砂漠の嵐」作戦が記憶に新しい。作戦研究の方法としては,第2次世界大戦末までは兵棋演習または図上演習が一般的であったが,現在ではコンピュータ化されたシミュレータなどを使用する。作戦研究 operations researchあるいは作戦評価 operations evaluationが行われる。

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デジタル大辞泉

さく‐せん【作戦/策戦】
戦いや試合をうまく運ぶ方法や策略。転じて、物事を進めていくうえでのはかりごと。「―を練る」「―を立てる」
歩兵・砲兵・騎兵などの、ある期間にわたる一連の対敵戦闘行動。「水際―」「陽動―」

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世界大百科事典 第2版

さくせん【作戦】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

作戦
さくせん
広義には、軍隊が与えられた任務達成のために遂行するあらゆる軍事行動をいう。旧日本陸軍では、師団以上の部隊のある期間にわたる対敵行動の総称として用いた。陸上自衛隊でも近接戦闘や火力戦闘、対空戦闘、兵站(へいたん)などの機能をもつ師団や空挺(くうてい)団以上の部隊によって遂行される一連の行動を作戦という。これは狭義に用いたものである。この作戦の個々の場面で戦闘力を行使することを戦闘という。広義の作戦には戦闘も含まれる。アメリカ軍ではoperationを、広義には訓練、兵站を含む軍事行動一般について使用し、狭義には捜索、機動、補給、攻撃、防御、移動などを含む一連の戦闘行動について用いる。自衛隊もほぼ同じように使う。
 広義の用例としては、朝鮮作戦とか電撃作戦、攻勢作戦、突破作戦、防勢作戦などがある。狭義に用いたものとしては、第二次世界大戦における日本軍のハワイ作戦、アメリカ軍のオリンピック作戦(九州上陸作戦計画)などがある。
 作戦遂行のための方策が戦略、戦術である。一般に戦略は作戦を対象とし、戦術は戦闘を対象とする。戦略、戦術が現実に適用、具体化されたものが作戦、戦闘なのである。作戦計画とは、指揮官が任務を達成するため、ある状況、条件を基礎として定めた作戦に関する計画をいう。もっとも生起の可能性の高い条件を設定して計画をたてておき、そのとおりの事態が発生したときは計画に従って作戦行動を発動する。異なった事象が発生したときは計画の変更が必要になるが、通常はいくつかの事態を設定して複数の作戦計画をたてておく。
 自衛隊法では作戦の語を用いず行動という。それは、防衛出動、治安出動、海上における警備行動、災害派遣、領空侵犯に対する措置の実施などを命じられた部隊などが任務達成のためにとる各種の行動をいう。これについての計画は防衛計画または行動計画と称している。また、これらの行動に関して発せられる命令は行動命令という。[藤井治夫]

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