Rakuten infoseek

辞書

【イズ】

デジタル大辞泉

いず〔いづ〕【何】
[代]不定称の指示代名詞。どこ。上代東国方言という。
「多由比潟(たゆひがた)潮満ち渡る―ゆかもかなしき背ろが我がり通はむ」〈・三五四九〉
[補説]接尾などを伴って、「いずく」「いずち」「いずれ」などの不定称名詞をつくる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

か【何】[漢字項目]
[音](漢) [訓]なに なん いずれ なんぞ
学習漢字]2年
〈カ〉物事を問いただす疑問詞。「幾何誰何(すいか)無何有(むかう)
〈なに〉「何事何分何者何故
〈なん〉「何回何時(なんじ)何時(なんどき)何人(なんにん)何人(なんぴと)
[名のり]いず
[難読]如何(いかが)如何(いかん)如何(どう)奈何(いかん)幾何(いくばく)何処(いずこ)何処(どこ)何時(いつ)何所(どこ)何方(どちら)何方(どっち)何方(どなた)何故(なぜ)何某(なにがし)何卒(なにとぞ)・何為(なにをかなす)・何為者(なんするものぞ)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

な【何】
[代]なに」の音変化。または「なん」の撥音の無表記。
「あなうたてや、こは―ぞ」〈宿木

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつにはをあげようか」「おい、例のを持ってきてくれ」
「―は来ねえか。蜂の野郎は」〈滑・浮世床・初〉
[副]
(下に打消しの語を伴って)否定の気持ちを強める。何一つとして。少しも。「不自由なく暮らす」
なぜ。どうして。
「見渡せば山もと霞むみなせ川夕べは秋と―思ひけむ」〈新古今・春上〉
[感]
心外である、信じられないという気持ちで、強く問い返すときに発する語。「、彼が犯人だと」
意に介さない、懸念するに及ばないという気持ちを表すときに発する語。なんの。いや。「、ちょっとしたことさ」
相手に怒りを感じて発する語。「、もう一度言ってみろ」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なん【何】
[代]なに」の音変化。「それをにするつもりか」「とも言えない」
[接頭]名詞または名詞に準じる語に付いて、数量・程度などが疑問または不定であることを表す。「回」「キロ」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版

あど【何】
( 副 )
〔上代東国方言〕
どのように。いかに。なんと。 「我が背子を-かも言はむ/万葉集 3379
(反語の係助詞「か」を伴って)どうして…だろうか。 「 -か絶えせむ/万葉集 3397

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あん【何】
( 代 )
〔「なん」の転〕
不定称の指示代名詞。なに。 「やい市い、-とした/滑稽本・膝栗毛 2

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

な【何】
( 代 )
「なに」の転、または「なん」の撥音の表記されない形。 「こは-ぞ。あな若々し/源氏 宿木」 → なに

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なに【何】
( 代 )
不定称の指示代名詞。
どういうもの。どういうこと。
名前や正体がわからない物事をさして問う語。 「人間とは-か」 「それが-か知っている」
どれが相当するのか、はっきりしない物事をさして問う語。 「 -がほしいの」 「 -をたべよう」 「あいつに-ができる」
[0] その名の思い出せないもの、名をぼかしていう必要のあるものをさす。 「 -はどうした」 「 -を-しよう」
[0][1] ある物事を挙げ、その他のものすべてをさす。 「水も-もない」 「お金も-もいらない」
( 副 )
(下に打ち消しの語を伴って)打ち消しを強調する気持ちを表す。何ひとつ。全く。 「 -不自由ない生活」 「 -気兼ねなく暮らす」
原因・理由などの不明のときの納得のいかない気持ちを表す。なぜ。どうしてまた。どういうわけで。 「春霞-かくすらむ桜花/古今 春下
( 感 )
驚き、怒りやとがめる気持ちなどを込めて聞きかえすときに用いる語。 「 -、成功したって」 「 -、できないだって」 「 -、もう一度言ってみろ」
相手の気持ち、特に、心配・懸念などを軽く打ち消すときに用いる語。いや。 「 -、大したことはない」 「 -、構うものか」
呼びかけるときに用いる語。 「 -、お小性衆、若殿様のお入を神主方へ/歌舞伎・韓人漢文」 → 何か何が何と何も

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なん【何】
〔「なに(何)」の転〕
[1] ( 代 )
不定称の指示代名詞。「なに
」に同じ。「なに」がその下に助詞・助動詞などを伴って用いられるとき、話し言葉では「なん」の形となることが多い。 「これは-だ」 「 -で知ってるの」 「 -と言ったらいいかな」 「 -の話でしょうか」 「なにが-でも明日は行くぞ」
( 接頭 )
名詞およびそれに準ずる語(多くは漢語の助数詞や単位を表す外来語)に付いて、数量・時間・順序・程度などが疑問であること、または不定であることを表す。 「 -往復」 「 -種類」 「 -千-百」 「 -時」 「 -等」 「 -メートル」 「 -カロリー」 「 -枚」 → なんかなんぞなんだなんでなんとなんの
[句項目] 何であれ 何にせよ 何や彼や

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

あに【何】
〘代名〙 「なに(何)」の変化した語。関東近辺でいう。
※洒落本・呼子鳥(1779)やました八景「あにをいわしゃる」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あん【何】
〘代名〙 「なん(何)」の変化した語。→あんだあんたるあんでも
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「うったまげたの何(アン)のじゃアねへ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

いず いづ【何】
[1] 〘代名〙 上代東国方言。不定称。場所を表わす。どこ。
※万葉(8C後)一四・三五四九「多由比潟(たゆひがた)潮満ちわたる伊豆(イヅ)ゆかも愛(かな)しき背ろが吾(わ)がり通はむ」
[2] 〘語素〙 接尾語または形式的な名詞と結合して、場所、方角に関する不定称代名詞をつくる。「いづく」「いづち」「いづれ」「いづこ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

どれ【何】
[1] 〘代名〙 不定称。限定できない場所、人、事柄などについていうことば。
① 場所をさす。どこ。
※義経記(室町中か)三「比叡の山はどれより」
② 人をさす。だれ。
※六物図抄(1508)「天人でもあれ仙人化人でもあれ、どれが説とも化教とは云べし」
狂言記・人馬(1730)「とれぞこしもと衆の内をひとり馬にして」
③ 限られた範囲の中からあるものを選択していう語。いずれ。
※梁塵秘抄(1179頃)二「熊野へ参るには、紀路と伊勢路のどれ近し、どれ遠し」
[2] 〘感動〙
① 状況に応じて、改めて行動をおこすときなどに発する語。
※虎明本狂言・若市(室町末‐近世初)「どれおこせひ」
※狂言記・末広がり(1660)「どれ、見せさっしゃれ」
② =どうれ
※咄本・軽口御前男(1703)四「『物もう』『どれ』」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

な【何】
〘代名〙 「なに」の変化した形、または、「なん」の撥音の表記されない形。→なぞなど
※大唐西域記長寛元年点(1163)三「酬い対へむとするに暇あらず。何(ナ)の功あてか論を作らむ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なじょう なでふ【何】
[1] 〘連体〙 =なんじょう(何━)(一)
※竹取(9C末‐10C初)「こは、なでうことをの給ぞ」
[2] 〘副〙 =なんじょう(何━)(二)①
※竹取(9C末‐10C初)「みれば、せけん心ぼそく哀に侍る。なてう物をかなげき侍るべき」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

など【何】
〘副〙 (「なにと」の変化したもの) どうして。何故に。なぜ。
(イ) 疑問表現に用いる場合。
※古事記(712)中・歌謡「あめつつ 千鳥ま鵐(しとと) 那杼(ナド)(さ)ける利目(とめ)
浮世草子・好色二代男(1684)七「はるはる御出ましてなど我に言葉もかけたまはぬは」
(ロ) 結びの表現を省略して、感動詞的に用いる場合。
源氏(1001‐14頃)夕霧「かかる人をここかしこに落しおき給て、など寝殿の御まじらひは」
(ハ) 反語表現に用いる場合。
※源氏(1001‐14頃)帚木「かく、数ならぬ身を、見もはなたで、などかくしも思ふらん」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なに【何】
[1] 〘代名〙
① 特定の事物を、実体や内容の不明な、または、未定なものとしてさす。疑問表現に用い、応答の場合は感動詞にも近づく。どういうもの。どういうこと。
※万葉(8C後)一九・四二〇三「家に行きて奈爾(ナニ)を語らむあしひきの山霍公鳥(やまほととぎす)一声も鳴け」
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉一〇「『里見さん』と云った。『なに』と答えた」
② 不特定の事柄を、観念的に指示する。あらゆるものの中の一つ。すべてのものの中のどれか。
※万葉(8C後)一七・三九六七「山峡に咲ける桜をただひと目君に見せてば奈爾(ナニ)をか思はむ」
※浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中「何を見込みに此様に可愛ひぞと」
③ 特定の事物・事態を、問題にするに価しないものと判断して、実質的価値の疑わしいものとして指示する。「何なり」の形で用いることが多い。どんなねうちのもの。
※蜻蛉(974頃)上「さだめなくきえかへりつる露よりもそらだのめする我はなになり」
④ 特定のものの名称が思い出せない時、またはそれを指定する必要のない時に、とりあえず仮に指示する。しかじか。例のあれ。
※源氏(1001‐14頃)乙女「なにのみこくれの源氏などかぞへたまひて」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「行て来べい、ヲヲほんに。何(ナニ)は来ねへか。蜂の野郎は」
[2] 〘名〙 非難すべき事。なんということ。「なに(を)いう」「なに(を)する」の形で用いる。
※洒落本・陽台遺編(1757頃)秘戯篇「アア何なんすぞいな。こそばいわいな」
[3] 〘副〙
① 原因や動機が不明なときの、納得のゆかない気持を表わす。どうしてまた。どういうわけで。
※古今(905‐914)春下・七九「春霞なにかくす覧さくら花ちるまをだにも見るべき物を〈紀貫之〉」
② 自分の判断や意志に反するものを、拒否する気持を表わす。いや、まったく。何か。
※車屋本謡曲・鉢木(1545頃)「住みうかれたる古里の、松かぜ寒きよもすがら、ねられねば夢もみず。何おもひでの有べき」
[4] 〘感動〙
① 相手の言語・行動や、前の文脈の事柄を否定し、反発する気持を表わすことば。
(イ) 軽く否定する。いや。
※洒落本・道中粋語録(1779‐80頃)「『後といはず呑なせへナ』『ナニ、よさっしゃりまし』」
(ロ) 強くとがめる。なんだと。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「なに、このぢぢむさあまめ」
② 予想外の事態に気付いたり、驚いたりする気持を表わすことば。
※虎寛本狂言・法師が母(室町末‐近世初)「そなたへ年のころ廿ばかり成女は行ぬか。何、ゆかぬ」
③ 人に呼びかける時のことば。
※歌舞伎・幼稚子敵討(1753)口明「何、銀兵衛殿、今日伴れ参た大橋とやらは、御僉儀(ごせんぎ)遂げられたかな」
[補注]漢字で「何」と書かれたものは、「なに」か「なん」かはっきりしないが、助詞、助動詞などと複合した場合、口頭語としては「なん」の形が多い。→なん(何)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

なん【何】
[1] 〘代名〙 「なに(何)」の変化した語。助詞、助動詞などと複合して用いられ、口頭語としては「なに…」の形より「なん…」の形の方が多い。「なんじゃ」「なんだ」「なんぞ」「なんと」「なんの」「なんて」「なんで」「なんらか」など。それぞれ副詞や感動詞としても用法が多いのでそれぞれ項目を分けて扱った。
[2] 〘感動〙 =なに(何)(四)①
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「な、な、何(ナン)、大丈夫だ、大丈夫だ」
[3] 〘接頭〙 名詞について、数・量・程度・時間などが疑問であること、または不定であることを表わす。比較的多くは、字音語について用い、「幾(いく)」と対応する。「何回」「何百」「何時(なんじ・なんどき)」など。
※玉塵抄(1563)一五「毛詩にも一篇の詩のおくに此の詩はなん章と章の数をあげたぞ。その章になん句と句の数をもあげたぞ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

」の用語解説はコトバンクが提供しています。

何の関連情報

他サービスで検索

「何」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.