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伽羅【きゃら】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

伽羅
きゃら
香木の一種沈香白檀などとともに珍重された。伽羅はサンスクリット語で黒の一説には香気のすぐれたものは黒色であるということからこの名がつけられたという。茶道ではの香とされている。

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デジタル大辞泉

きゃら【×伽羅】
《〈kālāguruの音写「伽羅阿伽嚧」の略。また、tagaraの音写「多伽羅」の略とも》
ジンコウの別名。香木として有名。
香料の一種。ジンコウなどの香木の樹心から製する良質の香。
伽羅木(きゃらぼく)」の略。
よいものをほめていう語。
「姿こそひなびたれ、心は―にて候」〈浄・十六夜物語〉
江戸時代、遊里で、金銭のこと。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

きゃら【伽羅】
サンスクリットのカーラーグルkālāguruまたはカーラーガルkālāgaruの語頭を音写した語。また,同じく香の一種であるタガラtagara(香炉木と訳される)を音写した多伽羅の語頭を省略したものであるとする説もある。黒沈香(香木)の意である。奇南,伽藍,伽楠などと書写される。葉庭珪の《香録》,洪芻(こうすう)の《香譜》に黒沈香が優品で占城(チャンパ)を産地と記している。黒色で油分の多いものを良品とする。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きゃら【伽羅】
Tagara の音訳多伽羅の略。黒沈香の意 沈香の最優品。香道で珍重される。主にベトナム産。
「伽羅木」の略。
よいものをほめる語。極上ごくじようお梅と申してずんど-めでござれども/浄瑠璃・万年草

出典:三省堂
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知恵蔵mini

伽羅
ベトナムを主とした東南アジアで採れる、ジンチョウゲ科の常緑高木沈香(じんこう)から採取した香料「沈香」の中で最優品のこと。沈香の生木あるいは古木を土中に埋め、腐敗させて生産する。そのまま小さく割って焚くのが一般的だが、高級な線香原料としても使用されている。貴重なものとして乱獲されたことから、現在では、絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引を管理・規制する国際条約ワシントン条約」の希少品目第2種に指定されており、許可がないと日本国内に輸入できない。2014年7月、伽羅は今後も価格が上昇することが期待されるため、中国人が私有財産の投資先として目をつけ、買い占めたことにより価格が急騰。伽羅の主な需要先である日本の寺社が困惑していることが報道され、話題となった。
(2014-8-4)

出典:朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)

伽羅
きゃら
香木の銘。東南アジアに産するジンコウ属の樹木を土に埋め、心材から採取する。香道では最高の名香とし、優美、宮人のごとしとして、珍重されている。[猪熊兼勝]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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動植物名よみかた辞典 普及版

伽羅 (キャラ・メイボク)
植物。イチイ科の常緑針葉低木,園芸植物。キャラボクの別称

出典:日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」
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精選版 日本国語大辞典

きゃら【伽羅】
〘名〙
① (kālāguru (kālā は伽羅、黒の意、aguru は阿伽、沈香の意)の略。また、tāgara (多伽羅、零陵香と訳す)の略ともいう) 沈香の優良品。香木中の至宝とされる。〔伊京集(室町)〕
※評判記・色道大鏡(1678)二「傾城に金銀を遣す外に、伽羅(キャラ)を贈る事を心にかくべし」 〔陀羅尼集経‐一〇〕
② 優秀なもの、世にまれなものをほめていう語。極上。粋。
※俳諧・隠蓑(1677)春「立すがた世界の伽羅よけふの春〈蘭〉」
※浄瑠璃・十六夜物語(1681頃)二「姿こそひなびたれ、心はきゃらにて候」
③ 江戸時代、遊里で、金銀、金銭をいう隠語。〔評判記・寝物語(1656)〕
④ お世辞。追従。
※浄瑠璃・壇浦兜軍記(1732)三「なんの子細らしい。四相の五相の、小袖にとめる伽羅(キャラ)ぢゃ迄と仇口に言ひ流せしが」
※田舎教師(1909)〈田山花袋〉一一「前には伽羅(キャラ)や躑躅や木犀などの点綴された庭が」

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旺文社日本史事典 三訂版

伽羅
から
古代,朝鮮半島南部にあった小国総称伽耶 (かや) ともいう
古くから日本との関係が深く,4世紀ごろから日本の勢力下に入ったとされる。しかし6世紀中ごろまでに新羅 (しらぎ) によって滅ぼされた。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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