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伊勢崎(市)【いせさき】

日本大百科全書(ニッポニカ)

伊勢崎(市)
いせさき
群馬県の南部にある繊維工業都市。1940年(昭和15)伊勢崎町と殖蓮(うえはす)、茂呂(もろ)の2村が合併して市制施行。1955年(昭和30)三郷(みさと)、豊受(とようけ)、名和(なわ)、宮郷(みやごう)の4村、2005年(平成17)佐波(さわ)郡赤堀町(あかぼりまち)、東村(あずまむら)、境町(さかいまち)の2町1村を合併。JR両毛(りょうもう)線が通じ、東武鉄道伊勢崎線の終点で、東京の浅草(あさくさ)に直結している。国道は南部を354号、中部を17号(上武道路)と462号、北部を50号が走る。また、北関東自動車道の伊勢崎インターチェンジがある。伊勢崎の名は、永禄(えいろく)年間(1558~1570)この地域の年貢を伊勢神宮に献じ、伊勢宮を建て、宮の前を「伊勢の前(さき)」と称したことからおこったという。江戸時代は稲垣氏、のち酒井氏2万石の城下町であり、また市場町として発達した。特産は、伊勢崎銘仙(めいせん)。上之宮(かみのみや)町に倭文神社(しどりじんじゃ)(機織(はたおり)の神を祀(まつ)る)があることから、付近一帯が養蚕と織物の地域であったことを思わせる。1730年(享保15)ごろには、伊勢崎太織(ふとおり)、伊勢崎縞(しま)の名で農家の副業として行われ、文政(ぶんせい)年間(1818~1830)に元機屋(もとはたや)ができて農家に賃織(ちんお)りさせ、以後この形で明治以後伊勢崎銘仙の名で大いに発展した。さらに、最近は合繊織物および電気工業、機械工業などが加わってきた。米・麦作のほか、トマトやハクサイなどの野菜栽培が盛ん。華蔵寺(けぞうじ)公園は風致に富む観光地で、近くに遊園地がある。通風を重視した蚕の飼育法を大成した田島弥平の旧宅(文久3年建立)は、2014年にユネスコの世界文化遺産(富岡製糸場と絹産業遺跡群)に登録された。市域には多くの古墳がみられ、相川考古館(あいかわこうこかん)がある。1月のだるま市、8月の「いせさきまつり」も有名。面積139.44平方キロメートル、人口20万8814(2015)。[村木定雄]
『渡辺敦著『伊勢崎市の今と昔』(1964・伊勢崎郷土文化協会) ▽『わたしたちの伊勢崎』(1964・伊勢崎市) ▽『伊勢崎市制三十年誌』(1970・伊勢崎市) ▽『伊勢崎市制四十年誌』(1981・伊勢崎市) ▽『伊勢崎市史』(1984~1993・伊勢崎市) ▽『伊勢崎市制六十年誌』(2000・伊勢崎市)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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