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【りょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


りょう
唐令を母法とする日本の古代法典の一つ。刑法以外の国家組織の基本的な諸制度である行政法訴訟法,民法,商法などに相当するものを網羅的に規定したもの。大化改新後の天智7 (668) 年藤原鎌足を総裁としてつくられた『近江令』 (22巻) が最初で,その後,天武9 (680) 年修正され,持統3 (689) 年に『浄御原令』 (22巻) が施行された (→飛鳥浄御原律令 ) 。次いで文武天皇大宝1 (701) 年『浄御原令』を改定して『大宝令』 (11巻) が藤原不比等らによって施行され (→大宝律令 ) ,さらに養老2 (718) 年修正され,天平宝字1 (757) 年『養老令』が施行された (→養老律令 ) 。

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デジタル大辞泉

りょう〔リヤウ〕【令】
古代、中国を中心とする東アジア諸国の法典。とともに国家の基本法典で、のちの行政法訴訟法民法などにあたるすべての規定を含む。日本では飛鳥浄御原(きよみはら)令・大宝令・養老令などが順次に制定された。実際に全国的に実施されたのは大宝令。→律令

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りょう【令/霊】[漢字項目]
〈令〉⇒れい
〈霊〉⇒れい

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れい【令】
命令布告。また、法令。「を下す」「解放
古代中国の官制で、地方長官。特に、郡県制における県の長官。
明治初期、府・県の長官。知事の旧称。
鎌倉時代、政所(まんどころ)の次官。
律令制で、京の四坊ごとに置かれた責任者。坊令。
りょう(令)

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れい【令】[漢字項目]
[音]レイ(漢) リョウ(リャウ)(呉) [訓]しむ せしむ
学習漢字]4年
〈レイ〉
言いつける。命ずる。言いつけ。お達し。「令状禁令訓令号令司令指令辞令勅令伝令発令布令(ふれい)命令
おきて。のり。「条令法令
長官。「県令
よい。りっぱな。「令色令名
相手の親族に対する敬称。「令兄令嬢令息令夫人
〈リョウ〉
言いつけ。「令旨(りょうじ)
おきて。「令外(りょうげ)律令
[名のり]おさ・なり・のり・はる・よし
[難読]御布令(おふれ)令史(さかん)仮令(たとい・たとえ)縦令(たとい・たとえ)

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世界大百科事典 第2版

りょう【令】

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大辞林 第三版

りょう【令】
古代、国家制度全般について定めた法典。律とともに中国で秦・漢時代に発達、隋・唐時代に大成。日本では唐令を模して、天智朝期の近江令から持統朝期の「飛鳥浄御原令あすかきよみはらりよう」を経て701年律を加えて「大宝律令」として制定。718年改定して「養老律令」とした。

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れい【令】
命令。いいつけ。 「 -を発する」 「出撃の-が下る」
法規。さだめ。 「戒厳-」
明治初期、府県の長官。県令。
鎌倉時代、政所まんどころの次官。
律令制で、左京・右京の四つの坊を統轄する職。坊令。条令。
古代中国で、地方の長官。特に、県の長官。

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日本大百科全書(ニッポニカ)


りょう

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精選版 日本国語大辞典

りょう リャウ【令】
〘名〙
① 一般に公布した規程・法令。きまり。おきて。
② 古代の東アジア諸国の法典。すべきことをあげる教令法規。律とともに隋・唐で大成し、周辺諸国に波及した。日本では、唐令を範とし日本の国情を考慮して作られ、そのはじめは近江令であるともいわれるが確かなのは持統三年(六八九)の飛鳥浄御原律令である。大宝元年(七〇一)大宝律令として大成し、これを改定して養老律令が養老二年(七一八)に成立した。伝存するものはこれである。
※続日本紀‐和銅五年(712)五月乙酉「若有令者、即准其犯、依律科断」

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れい【令】
[1] 〘名〙
① おおせ。命令。ふれ。布告。また、法令・条令。
※菅家文草(900頃)五「月夜翫桜花、各分一字、応令一首」
※史記抄(1477)八「此外は一々に不言とも此の令に比してせよぞ」 〔書経‐冏命〕
② 古代の中国で、一地方の長官。特に郡県制で郡の長官を太守と呼ぶのに対して県の長官をいう。県令。〔呂氏春秋‐孟春紀・去私〕
令制で京の左京・右京の四つの坊を統括する職。その地の有力者を任命する。坊令。条令。〔令義解(718)〕
④ 令制で、一品(いっぽん)以下四品(しほん)までの親王の家および三位以上の公卿(くぎょう)の家に、家務を総括する者として置かれる職員。家令(かれい)。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
⑤ 奈良時代、平準署の長官。平準令。
鎌倉時代、将軍家の政所(まんどころ)の職員。別当を補佐した。
※吾妻鏡‐建久三年(1192)八月五日「家司別当 前因幡守中原朝臣広元 前下総守源朝臣邦業、令 民部少烝藤原朝臣行政」
⑦ 明治四年(一八七一)から同一九年までの府・県の長官。知事の旧称。県令。
※開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二「府県にては重役の事を知事、令(レイ)といひ」
⑧ 時候。時令。月令。
※菅家文草(900頃)五・十月廿一日禁中初雪「推歩四時令不違、初開六出報重闈
[2] 〘語素〙 (立派であるの意から) 他人を敬って、その家族を表わす語の上に付ける。「令兄」「令嬢」「令夫人」など。

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れい‐・す【令】
〘他サ変〙 ⇒れいする(令)

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れい‐・する【令】
〘他サ変〙 れい・す 〘他サ変〙 命令する。申しつける。いいつける。
正法眼蔵(1231‐53)行持上「つひに僧に令して師を請するに出山せず」

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