Rakuten infoseek

辞書

他力本願【タリキホンガン】

デジタル大辞泉

たりき‐ほんがん〔‐ホングワン〕【他力本願】
他力阿弥陀仏)の本願の意》仏語。自らの修行の功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の本願によって救済されること。浄土教の言葉。
《誤用が定着したものか》俗に、自分の努力でするのではなく、他人がしてくれることに期待をかけること。人まかせ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

たりきほんがん【他力本願】
阿弥陀仏が一切の衆生を救済しようとしておこした誓願。また浄土教で他力の弥陀の本願を頼むことをいう。他力とはみずからの力によらないで,仏・菩薩の力によって救われること,とくに阿弥陀仏の四十八願,別しては第18願による救済をさす。浄土教では浄土門念仏行を他力とし,聖道(しようどう)門・余行を自力(じりき)とする。また他力を他力本願の意とし,本願によらないものを自力とする。阿弥陀仏の本願力を名づけて他力とし,仏の本願力を頼む念仏を他力の念仏として,阿弥陀仏の本願力すなわち他力を頼んで,念仏による往生浄土を願うことを他力本願という。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

たりきほんがん【他力本願】
が本義〕
〘仏〙 弥陀の本願の力に頼って成仏すること。
〔本来的な意味からはまちがった用法〕 他人の力に頼って事をなすこと。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

他力本願
たりきほんがん
他力とは自己を超えた絶対的な仏の慈悲(じひ)の力(働き)、本願とは一切衆生(いっさいしゅじょう)の救済を約束する仏の願いをさす。他力本願と熟字するときは、他力である本願ということで、他力がすなわち本願(力)である。このことばは真宗の教えを示す重要な基本用語として用いられるが、本願他力というのが一般である。親鸞(しんらん)は「他力とは本願力なり」と規定し、一切衆生の救済はこれによって成立することを明らかにした。現今、なにも努力しないで他人の力に頼ることを他力本願といっている場合がみられるが、これはまったく誤用である。[瓜生津隆真]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

たりき‐ほんがん ‥ホングヮン【他力本願】
〘名〙
① (他力すなわち本願の意) 仏語。自己の修行の功徳によって悟りを得るのでなく、もっぱら阿彌陀仏の本願によって救済されることをいう。
※唯信鈔文意(1257)「これすなはち他力本願无上のゆへなり」
② 事をなすのに、ひたすら他人の力をあてにすることを俗にいう。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
※松風(1942)〈石塚友二〉「生きて来れたといふのは、悉く先輩知友諸氏の面倒に負ふので、つまり他力本願で生きて来た恰好です」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

他力本願」の用語解説はコトバンクが提供しています。

他力本願の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.