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亜硫酸塩

栄養・生化学辞典

亜硫酸塩
 亜硫酸ナトリウム亜硫酸水素ナトリウムなどをいう.還元性を利用して食品漂白抗酸化剤として,また保存料として用いる.

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大辞林 第三版

ありゅうさんえん【亜硫酸塩】
亜硫酸イオン SO32- の化合物。金属の水酸化物または炭酸塩の溶液に二酸化硫黄を通じるなどして得る。一般に無色。水溶液中で酸化されやすく、還元剤として用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

亜硫酸塩
ありゅうさんえん
sulfite
亜硫酸H2SO3の水素を金属で置換して生ずる塩。正塩の一般式はMI2SO3で表される。このほか酸性塩(亜硫酸水素塩)MIHSO3が知られている。アルカリ金属、アルカリ土類金属の塩のほか多くの金属塩が知られているが、アルカリ金属塩以外は多くが水に難溶。炭酸アルカリの冷水溶液に二酸化硫黄(いおう)を通すと酸性塩を生じ、これに炭酸塩を加えると正塩が得られる。これらはいずれも無色の結晶。アルカリ金属塩は水に溶けやすく、亜硫酸は弱酸のため、加水分解により水溶液はアルカリ性を示す。強酸を加えると分解して二酸化硫黄を発生する。水溶液は空気により硫酸塩に酸化される。亜鉛によって還元されて亜ジチオン酸塩MI2S2O4(通称ハイドロサルファイト)となり、硫黄と煮沸すればチオ硫酸塩MI2S2O3を生ずる。もっとも重要なのはナトリウム塩で、そのほかアンモニウム塩(一水和物)、カリウム塩などが、還元剤、漂白剤、写真、染色などに用いられる。石灰水と二酸化硫黄から得られるカルシウム塩は亜硫酸パルプの製造に用いられる。[守永健一・中原勝儼]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ありゅうさん‐えん アリウサン‥【亜硫酸塩】
〘名〙 亜硫酸の水素を金属で置換して得られる塩(えん)

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化学辞典 第2版

亜硫酸塩
アリュウサンエン
sulfite

M2SO3またはMSO3.金属水酸化物または炭酸塩に二酸化硫黄を反応させると得られる.イオン結晶.SO32-はS原子を頂点とする三方すい型で,S-O約1.4 Å,O-O約2.4 Å.∠O-S-O約104°.三角すいの高さ約0.51 Å である.ほかに酸性塩(hydrogensulfite;bisulfite)MHSO3がある.[HSO3] はS原子の周囲にH原子と3個のO原子が四面体型に結合した構造をもつ.アルカリ塩の場合,Na,K塩ではM2SO3のほうが安定である.一方,Rb,Cs,R4Nでは酸性塩MHSO3のほうが安定である.亜硫酸塩の水溶液は加水分解して弱い塩基性を示す.

SO32- + H2 → H-SO3 + OH

酸性塩の水溶液では,

H-SO3 HO-SO2

の平衡が存在する.亜硫酸塩の還元性はこうして生じたS-H結合によると考えられる.遷移金属はスルフィトイオンSO32-を配位した錯体をつくる.アルカリ金属塩,アンモニウム塩は水に溶けるが,そのほかの金属塩は水に溶けにくいものが多い.いずれも湿った空気中では酸化されやすく硫酸塩になる.強酸により分解してSO2を発生する.硫黄と煮沸するとチオ硫酸塩M2S2O3に,亜鉛で還元すると亜ジチオン酸塩M2S2O4に,POCl3と反応してSOCl2となる.亜硫酸塩,亜硫酸水素塩はともに還元剤として利用され,漂白,写真,防腐剤,消毒剤,試薬,ほかの薬品の製造原料に用いられる.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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デジタル大辞泉

ありゅうさん‐えん〔アリウサン‐〕【亜硫酸塩】
亜硫酸水素金属置換して生じる亜硫酸ナトリウムなど。

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