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井の中の蛙【いのなかのかわず】

日本大百科全書(ニッポニカ)

井の中の蛙
いのなかのかわず
見聞の狭いことや、それにとらわれて、さらに広い世界のあることを知らないことのたとえ。戸の中のカエルが、東海に住むカメに、自分の住居の楽しさは無上であると自慢したところ、カメが海の話をし、海では千里も遠いうちに入らず、千仞(じん)の高さも海底の深さに達せず、時の長短や量の多少でいっさい計れないのが東海の大楽であるというと、カエルは驚きあきれて、返すことばもなかったと『荘子(そうし)』「外篇(がいへん) 秋水(しゅうすい)」にあり、韓愈(かんゆ)の『原道(げんどう)』にも「井に坐(ざ)して天を観(み)る」などとある。「井の中の蛙大海を知らず」「(かんせい)の蛙(あ)」ともいい、単に「井蛙(せいあ)」「井底(せいてい)の蛙(あ)」ともいう。[田所義行]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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