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五十肩【ごじゅうかた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

五十肩
ごじゅうかた
frozen shoulder
五十腕ともいう。 40歳から 50歳前後によく起る肩関節の疼痛と運動障害。特に腕の外転と内・外旋のときに痛みが激しいので,髪の毛をとかしたり,帯を結ぶことが困難になる。一種の老化現象で,関節周囲の筋肉や,腱の退行変性,滑液包炎,肩鎖関節変性などを引き金にして発症する。最も多いのは肩関節周囲炎であるが,それらを一括して五十肩症候群と考えられる。治療は主として対症療法であるが,長命病といわれるように比較的予後がよく,自然に治癒するものが多い。

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デジタル大辞泉

ごじゅう‐かた〔ゴジフ‐〕【五十肩】
50歳前後の人によく起こる、肩や腕の凝りや痛み。五十腕

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世界大百科事典 第2版

ごじゅうかた【五十肩】
中年以降になって,特別の原因がないのに肩に痛みをおぼえ,同時に肩の動きも悪くなって腕をあげたりすることができなくなった状態を五十肩という。四十肩ともいう。疼痛が主体の急性期と運動制限が著しい慢性期に分けられる。前者が疼痛性筋痙縮期,後者が筋性拘縮期で凍結肩frozen shoulderと呼ばれる。 肩関節は肩甲骨の小さな関節窩(か)に球状の上腕骨頭が接続している。あらゆる方向の運動ができる反面,不安定で脱臼しやすい。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ごじゅうかた【五十肩】
四〇~五〇歳代にみられる肩関節の運動制限や痛みなどを呈する疾患。関節組織の慢性炎症が原因。五十腕。四十肩。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

五十肩
ごじゅうかた
(かた)関節周囲炎に相当するものをさし、肩関節の周囲組織の老人性変化を基盤とした病変によっておこる。中老の人に多いところから五十肩とか四十肩とよばれる。関節周囲の変化としては腱(けん)炎、腱鞘(けんしょう)炎、腱板損傷、滑液包炎、関節包炎などがある。急性に発症するものと慢性に症状が増悪するものがあるが、主症状は肩関節の疼痛(とうつう)と運動制限である。
 上肢を動かすと肩関節の疼痛が強く、また夜間に疼痛のため睡眠が妨げられることもある。運動制限の程度はいろいろであるが、上肢があがらず、また上腕が回らない(外旋、内旋ができない)ので頭髪がとかせないとか、手が後ろに回らないので帯が結べない、ズボンの後ろのポケットに手が入らないなど、日常動作ができなくなる。上肢がほとんどあがらなくなることもある。このように運動障害が強いことから、凍結肩frozen shoulderともよばれる。
 症状が初めは軽く、だんだんと重くなって運動制限が高度になっても、その後は徐々に症状が軽快していく。多くは6か月、遅くとも1年以内に症状は消失する。両側の肩関節に同時にくることはほとんどないが、治ってから他側の肩関節に発生することがある。
 治療としては保存的療法が行われる。すなわち、局所の温熱がよく、鎮痛消炎剤の内服や局所麻酔剤などの注射が疼痛を除くために行われる。疼痛の強くない程度に肩関節の自働運動をすることが必要で、家庭では入浴と上肢の体操を十分に行うようにする。予防にも、上肢の運動を日ごろからよく行っておくことがよいと考えられ、また上肢の無理な急激な動作をしないように心がけることである。[永井 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ごじゅう‐かた ゴジフ‥【五十肩】
〘名〙 初・中老期の人にみられる原因不明の肩や腕の痛み。ふつう肩関節の運動に疼痛を伴い、慢性的に肩甲部が、ときに腕や後頭部までが痛くなる。医学的には老人性の肩関節周囲炎が多い。五十腕。五十手。四十肩。凍結肩。〔俚言集覧(1797頃)〕

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