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二階【ニカイ】

デジタル大辞泉

に‐かい【二階】
建物などで、上下2層の階があること。
2層以上ある建物などで、地表から2層目の階。「二階にあがる」「地下二階
二階厨子(にかいずし)」の
二階棚」の略。

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世界大百科事典 第2版

にかい【二階】
近世以前の日本建築では,鐘楼金閣銀閣のような楼閣建築を除くと,二あるいはそれ以上の階に部屋を設けた建築は非常に少なかった。法隆寺金堂のような古代の大規模な仏堂は外見二階建てであるが,二階に床板を張って部屋としているものは少ない。三重塔,五重塔,多宝塔のような層塔建築も,部屋を設け仏像を祭るのは一階のみであった。しかし鎌倉時代に中国の寺院を模して建てられた禅宗寺院では,山門や法堂などの二階に部屋を設けて仏像を祭るものがあり,二階と呼ばれていた。

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大辞林 第三版

にかい【二階】
一層の平家ひらやに対して、二層に作った家屋。また、その上層の部分。
高層建築の、下から二層目の階。
「二階厨子」の略。
[句項目] 二階から目薬

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

に‐かい【二階】
〘名〙
① 上・下の二層になっているもの。
※御堂関白記‐寛弘八年(1011)七月一七日「二階櫛筥・硯筥・火取等奉之」
② 室内用の調度のひとつで、二層の棚を設け、日用品などを置くもの。棚の二段ある厨子。また、とびらのあるのを「厨子」、とびらのないのを「二階」と区別して呼ぶこともある。
※蜻蛉(974頃)上「と書きつけて、にかいの中に置きたり」
③ 平屋の上にさらに一層重ねて造った家屋、または、その上層の部屋。また、三層以上ある建築物で、下から二層目の階。
※吾妻鏡‐文治二年(1186)五月二五日「入或民家二階之上
④ (━する) 二つの段階。転じて、位をひとつ跳び越えて昇進すること。
※平家(13C前)一一「越階とて二階をするこそありがたき朝恩なるに、是はすでに三階なり」
⑤ 近世、特殊な建物で③の構造になっているもの。
(イ) 湯女(ゆな)風呂の場合。二階が浴客の遊び場になっている。
※浮世草子・好色盛衰記(1688)五「姉が小路の和泉風呂へ入相の比より行て〈略〉二階(カイ)にあかれば」
(ロ) 楽屋の場合。実際は三階で、座頭はじめ立役その他のいる所。
※談義本・根無草(1763‐69)後「迎の提灯烈欠(いなづま)を欺き、二階(ニカイ)のさはぎは雷の落るかと疑ふ」
(ハ) 遊女屋の場合。そこに部屋を持っている遊女をもいう。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)梅三「二階からまねくとはうそしがみ付き」

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