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中国第一汽車集団【ちゅうごくだいいちきしゃしゅうだん】

日本大百科全書(ニッポニカ)

中国第一汽車集団
ちゅうごくだいいちきしゃしゅうだん
1953年、革命後の社会主義中国で最初に設立された第一汽車(自動車)製造廠(せいぞうしょう)を土台に発展した中国第一汽車集団公司(コンス)(略称一汽)を中核とする企業集団。英語表記はFirst Automobile Works Group(FAW Group)。「解放集団」ともよばれる。
 1953年長春市郊外に設立された第一汽車製造廠は、1956年に国産中型トラック第1号の「解放」を生産、中国自動車産業の幕開けの栄誉を担った。同社はソ連の156項目に上る対中援助中最大のプロジェクトであり、モスクワ郊外のスターリン自動車工場(現、リハチョフ自動車工場)をモデルにフォードシステムとよばれる大量生産システムを導入して建設された。その後、経営規模を拡大。1980年代には乗用車などにも生産を多角化、1982年12月に11企業からなる大手自動車製造グループ、中国第一汽車集団を結成した。
 1997年末時点で、同集団にはフォルクスワーゲンとの合弁会社である第一汽車大衆有限公司をはじめ、金杯汽車、青島(チンタオ)汽車などがあり、世界70か国の100の企業と提携関係にあった。生産車種はトラックを中心に乗用車のジェッダ、ゴルフ、アウディ、小紅旗など年産40万台の生産能力をもち、1997年の生産・販売台数は約26万台で、中国で6年連続1位を占めていた。
 2002年に天津汽車Tianjin Automobile Industry(Group)Co.を合併し、フォルクスワーゲンに続いてトヨタ自動車やマツダとの提携も進めた。世界70か国以上で製品を販売し、2017年時点の従業員数は11万3866人。年間生産・販売台数が2002年には58万台、2004年には100万台を突破し、2017年の販売台数は334万6000台。2017年の総資産は4367億8000万元、売上高は4698億9000万元、利益高は418億元であった。[上川孝夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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