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中和【ちゅうか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

中和
ちゅうか
岡山県北部,真庭市東部の旧村域。中国山地にあり,北部と東部で鳥取県に接する。 2005年北房町,勝山町,落合町,湯原町,久世町,美甘村,川上村,八束村の8町村と合体して真庭市となった。農林業が主産業で,タバコワラビ,山ウドを産し,乳牛を飼育する。国の天然記念物のオオサンショウウオの生息地として知られる。東部の津黒高原にはスキー場,キャンプ場,国民宿舎,温泉などがある。ほとんどが湯原奥津県立自然公園に属する。

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中和
ちゅうわ
neutralization
(1) 塩基とが反応して,水とを生じること。広義には水素イオン濃度中性へ向って変化する過程のこと。中和反応により溶液は普通は中性になるが,必ずしも完全中性になるとはかぎらない。塩酸水酸化ナトリウムとの中和で,食塩と水を生じる反応は代表的な中和の例である。 S.アレニウスは水溶液中での中和を,H+ と OH- イオン間で H2O を生成する反応と考えて説明した。 J.N.ブレンステッドの酸塩基では水素イオン,G.N.ルイスの酸塩基では電子対の移動として説明される。
(2) 正の電荷の電荷が相殺されて,荷電が消失すること。

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デジタル大辞泉

ちゅう‐わ【中和】
[名・形動](スル)
性格や感情がかたよらないで穏やかであること。また、そのさま。
「一に無偏無党の―ならざるはなし」〈利光鶴松・政党評判記〉
性質の異なるものが、互いに融和してそれぞれの性質を失うこと。また、毒などの成分を薄めること。「彼といるとせっかちな私の性格が中和される」
塩基とが当量ずつ反応して塩(えん)を生じること。「酸とアルカリ中和する」
等量の正電荷負電荷が重なり合って電荷がなくなること。
音韻論上の用語。ある音素間の対立的特徴が一定の条件のもとに失われる現象をいう。例えば、ドイツ語の語末においては、tとdなどの無声と有声の対立がなく、無声音しか立たないことなど。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

中和
 酸から生じるHと塩基から生じるOHが反応して水になり,酸,塩基の性質を示さなくなる現象.

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世界大百科事典 第2版

ちゅうわ【中和 neutralization】
性質の異なるものをいっしょにすることにより,それぞれの特性を失わせたり,あるいはその効力を弱めることを一般に中和という。等量の正および負の電荷がいっしょになれば,外部には電荷の影響がまったく現れなくなる。これを正負の電気が中和したという。また,病原体の出す素や,マムシなど動物の毒を適当な抗血清を用いて無害化するのも中和である。化学においては,狭には,水溶液中の酸と塩基が当量反応して,塩と水を生ずるのが中和である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちゅうわ【中和】
スル
かたよらないこと。中正であること。調和がとれていること。
異なった性質の物がまざり合い、各々の性質があらわれなくなること。 ちょっとしたジョークが緊迫した空気を-する
酸と塩基が反応して、互いの性質を打ち消しあうこと。また、その反応。通常、水溶液中で酸と塩基が中和すると、水と塩えんを生じる。 酸とアルカリが-する
毒あるいは毒素を、適当な抗毒素を用いて無毒化すること。
等しい量の正電荷と負電荷が一つになって、全体として電荷をもたなくなること。
音韻論や歴史言語学で音素の対立が解消する現象。英語の t と d は有気音であるかないかという点で対立しているが、s のあとではいずれも無気音になってしまい、気息音の有無という対立は解消してしまう。 英語 neutralization の訳語。舎密開宗(1837~47年)にある

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精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐か ‥クヮ【中和】
〘名〙 (形動) (「か」は「和」の漢音) =ちゅうわ(中和)
※神皇正統記(1339‐43)上「軽清(かろくきよき)物は天となり、重濁(おもくにごれる)物は地となり、中和気(ちゅうクヮのき)は人となる」

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ちゅう‐わ【中和】
〘名〙
① (形動) 性格や感情、性質などが、かたよらないで、正しいこと。調和のとれていること。程よくおだやかなこと。また、そのようなさま。ちゅうか。
※貴嶺問答(1185‐90頃)「寒甚者噎(むせ)、熱過者爛(くさる)。令其調適不一レ中和者。勧誘人尤可用意事歟」
※わらんべ草(1660)一「楽は中和の徳をやしなひ、きしつをすくふ道也」 〔礼記‐中庸〕
② (━する) 酸と塩基が当量の比で反応して塩と水を生ずる反応。酸も塩基も水溶液中では電離しているので、水素イオンと水酸イオンが結合して水を生ずるもの。
※舎密開宗(1837‐47)内「剥篤亜斯(ポットアス)、〈略〉亜爾鮮(アルセム)塩も亦炭酸加里なり。然れども炭酸と熟く中和する者にあらず」
③ (━する) 性質の異なるものが融合して、それぞれの特性を失うこと。異質の物質を加えて、ある物質の効力を弱めること。
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「陸と海と温度も丁度中和の時刻で、大気は凝って戦(そよ)との風も動かず」
④ 高周波増幅回路において、帰還によって回路が自己発振するのを防ぐこと。

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化学辞典 第2版

中和
チュウワ
neutralization

】一般に,1モル量の酸と1モル量の塩基が反応して,塩および水を生成する現象をいうが,ブレンステッド酸・塩基についていえば,必ずしも塩および水を生成するのではなく,それぞれと共役の塩基および酸を生成する.したがって,次にあげた例のうち,(1)および(2)だけでなく,すべてが中和反応である.

 (1) H3O + OH → H2O + H2O

 (2) CH3COOH + (Na)OH → H2O + (Na)CH3COO

 (3) HCl + NH3 → NH4 + Cl

 (4) HCl + (Na)CH3COO → CH3COOH + (Na)Cl

 (5) (NH4)Cl + (Na)OH → H2O + NH3 + (Na Cl)

】正の電荷と負の電荷,あるいはこれを保有する物質あるいは反応中間体が,反応あるいは相互作用により,電気的に中性な状態を生じる現象.この場合は電荷の再結合ともいう.たとえば,原子分子イオン化で生じた正イオンが,電子あるいは負イオンと反応して,中性の励起状態あるいは安定な化合物を生じる場合などがある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
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東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
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東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

中和 ちゅうわ

出典:講談社
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