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中人【ちゅうじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

中人
ちゅうじん
chung-in
朝鮮,朝鮮王朝 (李朝) 時代の身分ヤンバン (両班)平民の間の身分で,その名称は彼らの居住地域がソウルの中央部にあった関係から生じた。中人という身分ができたのは宣祖 (在位 1567~1608) 以後のことといわれる。科挙の雑科に応試し合格すれば官職につくことができるが,医術天文地理,通訳などの技術職 (実学 ) に限られ,位も制限されていた。彼らはその職を世襲し,結婚は必ず同一身分間で行なった。また中央および地方官庁の胥吏,軍校も広い意味で中人身分とみなされる。

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デジタル大辞泉

ちゅう‐じん【中人】
才能や能力などが中くらいの人。並の人。普通の人。
「才気―に踰(こ)えずと雖(いえど)も」〈中村訳・西国立志編
身分や地位・財産などが中程度の人。
「此国に在ては―以上の地位にある者なり」〈福沢学問のすゝめ
仲立ち。仲人。ちゅうにん。
「佐殿うちゑみ給ひて、千手に、―は面白うしたるものを、とのたまへば」〈高野本平家・一〇〉

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ちゅう‐にん【中人】
大人(だいにん)と小人(しょうにん)との中間の者。小・中学生などをいう。入場券の料金区分などに用いる。→大人小人

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世界大百科事典 第2版

ちゅうじん【中人】
朝鮮の両班(ヤンバン)と常民の中間に位置する身分。科挙の雑科に合格し,雑職という官職についている人およびその家系の人をさす。首都の中央部に多く居住していたので,そこから彼らを中人とよぶようになった。中央官庁で通訳(中国語,モンゴル語,女真語,日本語など),陰陽学(天文地理),医学,法律,算学,音楽,絵画などの技術系官職に従事し,その職は世襲された。中人は一般には従六品までしか昇進できず,常民よりは上だが,両班からは差別された。

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ちゅうにん【中人】

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大辞林 第三版

ちゅうじん【中人】
才能・能力などが、中位の人。並みの人。普通の人。 -以下の愚民にても/文明論之概略 諭吉
中程度の身分の人。中流の生活をしている人。 此の国に在ては-以上の地位にある者なり/学問ノススメ 諭吉
ちゅうにん(仲人)に同じ。

出典:三省堂
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ちゅうにん【中人】
大人だいにんと小人しようにんの間の年齢層。現在は入場料・乗車賃などを示す場合に、小・中学生などをさしていう。ちゅうじん。

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精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐じん【中人】
〘名〙
① 才能や能力などが中位である人。人並の人。尋常の人。
※発心集(1216頃か)八「天魔はよく憍慢をたよりとす。たとへば盗賊の中人(チウジン)を用ゆるが如し」 〔論語‐雍也〕
② 身分や地位、財産が中程度の人。中産の人。中流の生活をしている人。
※随筆・折たく柴の記(1716頃)下「たとひ壱両の金をもて、二両の金に換て、半減の損失ありといふとも、これらの損失あらむは、中人より以上の事なるべし」 〔漢書‐文帝紀賛〕
③ さまざまなことの仲介をする人。特に、なこうど。媒酌人。ちゅうにん。
※小右記‐寛仁二年(1018)四月六日「僧都来云〈略〉如此事、中人所申自被信用者也」

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