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世界人権宣言【せかいじんけんせんげん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

世界人権宣言
せかいじんけんせんげん
Universal Declaration of Human Rights
1948年 12月 10日,国際連合第3回総会で採択された宣言。前文と本文 30ヵ条から成る。法のもとの平等,身体の安全,思想・良心・宗教の自由,表現の自由,集会・結社の自由,生存権などが,全国家,人民の「達成すべき共通の基準」であることがうたわれている。もっともこの宣言は,条約とは異なり加盟国に対し法的拘束力をもたない点で限界がある。この点,66年に国連第 21回総会で採択され,76年に発効した国際人権規約は,加盟国に対し法的拘束力をもつもので,その具体的な展開が注目されている。

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知恵蔵

世界人権宣言
世界人権宣言は1948年12月10日の第3回国連総会で、すべての人民とすべての国が達成すべき人権の共通基準として採択された。第2次大戦中の著しい人権侵害に対する反省と、自由実現を戦争目的に掲げた連合国側勝利の結果、戦後の国際社会の組織化を意図した国際連合の目的、任務の中にも基本的人権の尊重が定められた。45年のサンフランシスコ国連創設会議の折、憲章に人権宣言規定を置くべきだとの主張もあったが、時間的制約のため憲章には人権尊重の基本だけを定め、人権内容の検討は、国連人権委員会に任せられた。宣言の内容は、(1)自由権的諸権利(第1〜20条)、(2)参政権(第21条)、(3)社会権的諸権利(第22〜27条)、に分類できる。この宣言はその後の各国憲法や地域人権条約に影響を与え、日本も51年の対日平和条約前文でこの宣言の目的実現のため努力する意思を宣言した。世界人権宣言が採択された12月10日は、世界人権デーとされ、日本はこの日に先立つ1週間を人権週間としている。98年には採択50周年にあたる記念行事が、各国で行われた。
(宮崎繁樹 明治大学名誉教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

せかい‐じんけんせんげん【世界人権宣言】
1948年、第3回国連総会で採択された人権に関する世界宣言。法的拘束力はないが、すべての人民・国家が達成すべき基準を示す。これに基づき「経済的、社会的および文化的権利に関する国際規約」「市民的および政治的権利に関する国際規約」がつくられた。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

せかいじんけんせんげん【世界人権宣言 Universal Declaration of Human Rights】
1948年12月10日,国際連合第3回総会で採択され,すべての人民とすべての国とが達成すべき基準として布告された宣言。
[成立の経緯]
 第2次世界大戦中,連合国は,戦争目的の一つに人権の擁護を掲げ,これはアメリカ大統領ローズベルトの四つの自由,大西洋憲章,連合国共同宣言などを経て,国際連合憲章の人権規定となった。しかし,憲章の人権規定は一般的なものにとどまっていたため,経済社会理事会の下部機関として憲章中に予定されていた人権委員会Commission on Human Rights(国際人権規約によって新設された人権委員会Human Rights Committeeと混同してはならない)が設置され,宣言案を準備した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せかいじんけんせんげん【世界人権宣言】
1948年(昭和23)、第三回国連総会で採択された「人権に関する世界宣言」のこと。基本的人権の尊重を原則に、自由権のほか、経済的・社会的権利についても規定する。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

世界人権宣言
せかいじんけんせんげん
Universal Declaration of Human Rights
1948年12月10日、第3回国連総会で採択された一般的人権宣言で、すべての人民とすべての国が達成すべき共通の基準とされている。
 第二次世界大戦中、1941年1月6日、アメリカ大統領ルーズベルトは、議会に対する教書のなかで、四つの自由(言論・信仰の自由、欠乏・恐怖からの自由)について述べたが、それは41年の大西洋憲章、42年の連合国共同宣言を経て、国際連合憲章の人権諸条項となった。45年の国連創設会議で、憲章のなかに国際人権章典を含ませるべきであるとの意見もあったが、憲章には人権尊重の基本原則だけを定め、保護さるべき人権の具体的内容は、経済社会理事会の補助機関である人権の伸長に関する委員会(人権委員会)の作業にゆだねられた。世界人権宣言は、同委員会の検討の成果であり、同委員会は、それに次いで、法的拘束力をもつ国際人権規約の作成にあたった。
 この宣言は、第1条から第20条までを市民的自由権的権利、第21条を政治的権利、第22条から第27条までを経済的社会的文化的権利規定にあてている。1988年には宣言採択40周年を記念して、採択日の12月10日を人権デーとした。わが国は1951年(昭和26)の対日講和条約で、同宣言の目的実現のための努力を誓ったほか、人権デーに先だつ1週間を人権週間とし、毎年各種の行事が行われている。[宮崎繁樹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せかい‐じんけんせんげん【世界人権宣言】
(Universal Declaration of Human Rights の訳語) 一九四八年一二月、パリの国際連合第三回総会で採択された人権に関する世界宣言。法的な拘束力はなく、一つの理想を示したもので、前文と本文三〇条から成る。市民的・政治的基本権のほか、社会保障を受ける権利、労働権、教育を受ける権利などの経済的・社会的な権利も規定している。

出典:精選版 日本国語大辞典
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