Rakuten infoseek

辞書

不飽和炭化水素【フホウワタンカスイソ】

デジタル大辞泉

ふほうわ‐たんかすいそ〔フハウワタンクワスイソ〕【不飽和炭化水素】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

不飽和炭化水素
ふほうわたんかすいそ
unsaturated hydrocarbon
炭素‐炭素二重結合(C=C)または三重結合(C≡C)をもつ炭化水素をいう。ただし、ベンゼン、ナフタレン、トルエンなどのように芳香環以外に二重結合や三重結合をもたない芳香族炭化水素は芳香族性をもち不飽和の性質を示さないので、通常は不飽和炭化水素とはいわない。スチレンC6H5-CH=CH2のように芳香環以外に二重結合や三重結合をもつ化合物は不飽和炭化水素である。
 不飽和炭化水素には二重結合や三重結合を複数含んでいるものもあり、二重結合を二つもつものをジエン、三つ以上のものをトリエン、テトラエン、などのようによび、数多くの二重結合をもつものはポリエンとよばれる。三重結合を二つもつ化合物はジイン、多数の三重結合を含むものはポリインとよばれる。
 同じ分子中に二重結合が二つある場合に、1,3-ブタジエンのように二つの二重結合が1本の単結合で直接結合している場合は二つの二重結合が同一平面上に並んでいる。このような位置関係にある二つの二重結合を共役二重結合という(の(1))。アレンのように二つの二重結合が一つの炭素原子を共有している場合は累積二重結合という。累積二重結合では二つの二重結合のなす平面が互いに垂直であるので共役二重結合ではない(の(2))。[佐藤武雄・廣田 穰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ふほうわ‐たんかすいそ フハウワタンクヮスイソ【不飽和炭化水素】
〘名〙 炭化水素のうち、炭素原子同士が二重結合または三重結合で鎖状に結ばれているものの総称。エチレン(オレフィン)系炭化水素、アセチレン系炭化水素など。〔百万人の科学(1939)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

不飽和炭化水素」の用語解説はコトバンクが提供しています。

不飽和炭化水素の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.