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下様【シモザマ】

デジタル大辞泉

しも‐ざま【下様/下方】
下の方。⇔上様(かみざま)
「狩衣の前、―にまくり入れてもゐるかし」〈能因本枕・二五〉
身分・教養などの低い人々。しもじも。⇔上様(かみざま)
「―の人の物語は、耳驚く事のみあり」〈徒然・七三〉

出典:小学館
監修:松村明
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大辞林 第三版

しもざま【下様】
しもさまとも
下の方。 ⇔ 上様 軒のつまの草は…-にはびこりて/宇津保 楼上・上
身分・教養の低い者。一般庶民。しもじも。 -の人の物語は耳驚く事のみあり/徒然 73
京都で下京方面。 -に行とまりて家有/宇治拾遺 4

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

おり‐さま【下様】
〘名〙 (「おりざま」とも)
① 下りる時。おりぎわ。
※仮名草子・犬枕(1606頃)「油断せらるる物〈略〉一 木上りのおりさま地際(ぢぎわ)
② おりるときの様子。

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くだり‐ざま【下様】
〘名〙
① 下る方向へ向かう様子。また、下る時。
※今昔(1120頃か)二「深き河の底より下(くだり)ざまに遙に走り下ぬ」
② 悪い方向へ向かう様子。
※発心集(1216頃か)八「かれ悪事を思ふはくだりざまの事なれば」

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くだり‐さん【下様】
〘名〙 (「さん」は接尾語) 江戸時代、上方から江戸など地方に出て来た人をいう語。
※洒落本・芳深交話(1780)「好さま、わしが所の下りさん呼んでくだんせ」

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しも‐ざま【下様】
〘名〙 (「しもさま」とも)
① 下の方。したざま。⇔上様(かみざま)
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「下(シモサマ)に諸山を望めば、培を観るが若し」
② 下層階級の者たち。下賤の人々。しもじも。下民。
※中右記‐保延二年(1136)一〇月六日「凡如此失礼は上さまは吉事也、しもさまは無便事也」
③ 卑しい様子やふるまい。
※歌舞伎・戻橋脊御摂(1813)六立「茶碗酒の下様を止めにして」
④ 京都で、下京方面をいう。
※宇治拾遺(1221頃)四「此女、これがしなさんやう見んとて、尻にたちて、京ざまに出でぬ。下ざまに行とまりて家有」
⑤ 後世。後の時代。
※愚管抄(1220)一「兄の太郎の御子を射ころし給しは、すべて悪をしりぞけて善に帰する心也〈略〉天武には又大友皇子もうたれ給ひ、此例は下ざままでも多かり」
⑥ 命婦(みょうぶ)、女蔵人、御差を総称していう女房詞。おしも。
※公家言葉集存(1944)四「御下様 オシモサマ」

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