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下地【しもじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

下地
しもじ
沖縄県西部,宮古島市南西部の旧町域。宮古島南西部にあり,橋で結ばれる来間島 (くりまじま。 2.84km2) を含む。 1949年町制。 2005年平良市,城辺町,上野村,伊良部町と合体して宮古島市となる。旧町名は近世以来の間切 (まぎり。行政区画) 名に由来。サトウキビ栽培が主で,製糖工場がある。タバコ,野菜栽培,乳用牛飼育なども行なわれる。北に与那覇湾,南の嘉手刈に入江湾がある。与那覇前浜は海水浴場として知られる。 1995年来間島との間に来間大橋が完成。

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デジタル大辞泉

げ‐じ〔‐ヂ〕【下地】
菩薩(ぼさつ)の十地(じゅうじ)のうち、下等の地位。
地上の世界。下界。
「―の人、何をか行きて供養する事を得ん」〈今昔・三・三四〉
下級の地位。低い身分。
「―の者なりけれども、心ざま事に触れて尋常なりける」〈沙石集・七〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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した‐じ〔‐ヂ〕【下地】
物事が成り立つ土台となるもの。基礎。素地。素養。「小さいころから音楽の下地がある」「下地が入っているのですぐに酔う」
(「助枝」とも書く)木や竹の細い材を縦横に組んだ壁の骨組み。壁下地。かべしろ。また、襖(ふすま)の骨組みや下張り。
生まれつき持っている性質・才能。「下地もよいし、指導者もよかった」
《吸い物の味つけのもとになるところから》醤油(しょうゆ)。また、だし汁。「お下地」「割り下地
心の底。本心。
「―から惚れて居るこそ幸ひ」〈伎・五大力
芸妓や役者などになるための見習い中の者。下地っ子。
「男色の方に陰子(かげこ)、飛子(とびこ)、―とて、初心の者はあれど」〈浮・禁短気・四〉
中世、田畑・山林その他、収益の上がる土地そのものをさす語。
本来。もともと。まえまえ。
「―草臥れた上が一倍草臥れて」〈伎・幼稚子敵討

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世界大百科事典 第2版

したじ【下地】
公領や荘園において,所当(年貢)や公事(夫役,雑公事)などの剰余労働(または剰余生産物)を上分(じようぶん)というのに対し,これらを生み出す土地(田畠などの耕地や山野未開地)をいう。13世紀以降では,さらにすすんで土地とそこで生産活動に従事する人間との結びつきそのものをさすに至る。律令制下では,土地よりも人身に課す庸・調・雑徭以下の課役比重が大きかったが,10世紀以後,荘園制が形成され,土地そのものが貴族社寺などの主要な財産となると,上分に対して下地の比重が高くなった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

げじ【下地】
〘仏〙 菩薩の修行の十地のうち、低い方の地位。
〘仏〙 三界のうち、劣っている境界。欲界。下界。
下等の地位。 「 -の者なりけれども、心ざま事に触れて尋常なりけり/沙石 7
(天上に対して)地上。 「 -の人、何をか行なひて供養することを得ん/今昔 3

出典:三省堂
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したじ【下地】
本格的にある行為をしたり、ある状態になったりする前の、予備段階となっているもの。 「 -があるから上達も早い」 「 -ができていたとみえてすぐ酔いつぶれた」 「其間に勉強して他ほかの方面へ出る-を作らう/破戒 藤村
加工・仕上げなどをする土台。特に、壁下地・塗り下地。
生まれつきもっているもの。資質。天性。 「賢き-無くして、俄に菩薩になり難かるべし/沙石 3
〔吸い物の土台の意〕 醬油。また、醬油を主にしただし汁やつけ汁。 「割り-」
ずっと前。もともと。以前から。副詞的にも用いる。 「先づ-のが済みましてからの事/浮世草子・置土産 4」 「今の分わけある様子では-から懇ねんごろで/浮世草子・禁短気」
一人前になる前の、教育・見習い期間中の者。 「野郎の-/浮世草子・禁短気」 「番頭-/黄表紙・通風伊勢物語」
中世、公領や荘園で所当・年貢の収益を生みだす土地そのもの。これらの収益を上分じようぶんといったのに対する。田畑・山林・塩浜など。

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

したじ【下地】
加工や仕上げなどをする土台。木や竹の細い材を縦横に編んだ壁塗りのための骨組みや、屋根の瓦(かわら)を(ふ)くために板や防水材などを張った部分など。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

下地
しもじ
沖縄県宮古(みやこ)郡にあった旧町名(下地町(ちょう))。現在は宮古島市の南西部を占める。1948年(昭和23)下地村から上野(うえの)村が分離独立、下地村は翌年町制施行。2005年(平成17)下地町は上野村、伊良部(いらぶ)町、城辺(ぐすくべ)町、平良(ひらら)市と合併し宮古島市となった。旧町域は宮古島南西部にあり、来間島(くりま)(面積2.84平方キロメートル)を含む。地形は川満(かわみつ)、嘉手苅(かでかり)、入江湾を結ぶ線より北東側は平坦(へいたん)な台地。南西側は低地の平野部からなる。来間島は、南へ緩傾斜する琉球(りゅうきゅう)石灰岩の低島。国道390号が平良地区、城辺地区を結ぶ。来間島とは来間大橋で結ばれる。かつて、入江湾周辺はマラリア病地域で、数村落が廃村になったのち、川満と嘉手苅村落が強制的に建設された。中心集落は与那覇湾に面する上地(うえじ)。現在、農業が主産業で、おもにサトウキビ、葉タバコを栽培。来間島はサトウキビのほか、かつお節製造が主産業。観光地として、与那覇前浜の海岸があり、リゾートホテル、ゴルフ場も立地している。[堂前亮平]
『『下地町制二十周年記念誌』(1969・下地町) ▽『下地町町制施行50周年記念誌』(1999・下地町)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

げ‐じ ‥ヂ【下地】
〘名〙
① 仏語。菩薩の十地のうち、下等の地位。また、三界を九地に分けて、そのうちの劣った下等の地位。〔大毘婆沙論‐一七〕
② 下級の地位。身分の低いこと。
※梵舜本沙石集(1283)七「下総国に先世坊と云ふ物ありけり。下地(げぢ)の物なりけれども、心ざま事に触れて尋常なりけり」
③ (天上界に対して) 地上の世界。下界。
※今昔(1120頃か)三「舎利、汝等に随て天上に在(ましま)さば、下地(げぢ)の人、何をか行て供養する事を得む」

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した‐じ ‥ヂ【下地】
〘名〙
① (助枝とも書く) 壁土を塗るための基礎。木や竹の細い材を縦横に組んだ壁の骨組。壁下地。かべしろ。また、一般に、その上に塗ったり描いたりするための土台となるもの。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※七十一番職人歌合(1500頃か)二番「かべの大くまいりて候。したぢとくして候はばや」
② 物事をなす基礎となるもの。下ごしらえの準備。土台。素地。
※名語記(1275)六「染ぬるした地」
※虎明本狂言・栗焼(室町末‐近世初)「御富貴にならせられうしたぢでござる」
③ 中世、年貢、雑税など、領主の収益の対象となる荘園、所領をいう。田畑だけでなく、山林、塩浜なども含めたもの。「年貢」「所当」「上分」等に対する語。〔石清水文書‐弘安元年(1278)一二月八日・淡路国鳥飼別宮雑掌地頭和与状写〕
※太平記(14C後)二〇「藤島庄は、当寺多年山門と相論する下地にて候」
④ 生まれつきの性質。素質。天性。生まれつき。
※梵舜本沙石集(1283)三「賢きしたぢ無くして、俄に菩薩になり難かるべし」
⑤ 心の奥。本心。しんそこ。また、内々。内密。副詞的にも用いる。〔経覚私要鈔‐宝徳四年(1452)四月六日〕
※歌舞伎・五大力恋緘(1793)二幕「下地(シタヂ)から惚れて居るこそ幸ひ」
⑥ (味つけのもととなるものの意から) しょうゆ。また、天ぷらやそばなどのつけ汁や、だし汁などをもいう。おしたじ。
※四条流庖丁書(1489)「若き菊を摘て能すすぎ、下地をかへらかして、扨菊の葉を入て、しほさかしほ味ひて参する」
※滑稽本・東海道中膝栗毛‐発端(1814)「御無心ながら、醤油(シタヂ)がすこしあらば、どふぞかしておくんなせへ」
⑦ 見習い。特に、芸妓・娼妓などになるための見習い期間中の者。また、その期間。
浮世草子・世間胸算用(1692)四「十一二三の若衆下地(したヂ)の子どもの随分随分色品よきを」
⑧ 元来。もともと。もとより。副詞的にも用いる。〔経覚私要鈔‐宝徳三年(1451)一〇月一九日〕
※歌舞伎・幼稚子敵討(1753)二「下地草卧た上が一倍草卧れて」
※歌舞伎・阿国御前化粧鏡(1809)三立「今のうちに誰れなりと、女房にお持ちなされて、下地(シタヂ)から云ひなづけぢゃと仰しゃったら」
⑨ 「かつらしたじ(鬘下地)」の略。低く結った銀杏返し。がくやいちょう。
※合巻・色三味線艷連引(1828)前「役者が下地(シタジ)を致してゐる様な鬘(かづら)を拵へて貰って」
⑩ 小麦をいう女性語。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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