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上皇【ジョウコウ】

デジタル大辞泉

じょう‐こう〔ジヤウクワウ〕【上皇】
天皇が位を退いてからの尊称。太上(だいじょう)天皇。下居(おりい)の帝(みかど)。
明仁天皇の退位後の称号。天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年6月成立)により規定

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世界大百科事典 第2版

じょうこう【上皇】
譲位した天皇の称。太上天皇の略。譲位は645年(大化1)皇極天皇孝徳天皇皇位を譲ったのに始まり,新は姉の皇極に皇祖母尊(すめみおやのみこと)の尊称をたてまつったが,大宝令において〈譲位の帝〉の尊称を太上天皇と定めた。中国の太上皇帝(太上皇)に由来する称で,太上は至上至高の意。略して太皇などとも称したが,上皇の称がもっとも広く用いられた。大宝令制定以後は,譲位した天皇は自動的に太上天皇と称され,持統より平城まで7人の上皇が出現したが,823年(弘仁14)嵯峨天皇が譲位に当たり太上天皇の尊号を辞退したため,淳和天皇がして尊号をたてまつり,以後これが常例となり,譲位後数日ないし十数日の間に新帝から尊号をたてまつる詔を発する儀制が成立し,嵯峨より江戸末期の光格まで,北朝の上皇を含めて53人の上皇が尊号をうけた。

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大辞林 第三版

じょうこう【上皇】
古くはしょうこうとも
天皇が譲位後に受ける尊称。太上だいじよう天皇。太上皇。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

上皇
じょうこう
譲位した天皇の尊称。正式には太上(だいじょう)天皇と称する。中国の太上皇(たいじょうこう)、太上皇帝の称に始まり、太上は最上または至上の意。日本では697年(文武天皇1)譲位した持統(じとう)天皇が初めて太上天皇と称し、大宝令(たいほうりょう)・養老令(ようろうりょう)両令にもこの称を載せている。平安時代以降、新帝の詔(みことのり)によってこの称を贈る例となり、これを尊号の儀といったが、また上皇と略称した場合も多い。上皇は天皇に准ずる礼遇を受け、ことに平安後期には政治の実権を握って、その権勢は天皇をもしのいだ。上皇の執政を院政というのは、その御所の称から転じて上皇を院と称したためであるが、さらに譲位の先後により、一院、本院、中院(なかのいん)、新院の称も生まれ、ほかに、御所を神仙の居所になぞらえた仙院、仙洞(せんとう)などの語も上皇の別称となった。また出家後の称には、太上法皇、法皇、法帝、禅定仙院などがある。なお特例として、天皇の父で、即位しなかった親王に太上天皇の尊号を贈った例が二、三ある。[橋本義彦]

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精選版 日本国語大辞典

じょう‐こう ジャウクヮウ【上皇】
〘名〙 (古くは「しょうこう」) 天皇や皇帝がその位を譲ったのちに尊号奉献により受ける尊称。太上天皇。
※廬山寺文書‐天祿三年(972)五月三日・天台座主良源遺告「上皇御宇之日、奏聞事由、賜官省符於国」 〔李白‐上皇西巡南京歌〕

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旺文社日本史事典 三訂版

上皇
じょうこう
譲位後の天皇への尊号。「太上天皇 (だいじようてんのう) 」の略称
院・仙洞ともいう。出家すると法皇(太上法皇)となる。飛鳥時代,持統天皇が譲位し,太上天皇と称したのに始まる。平安後期になり白河上皇以後院政が行われた。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

上皇
じょうこう
太上天皇」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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