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三好達治【みよし たつじ】

美術人名辞典

三好達治
詩人。大阪生。東大卒。梶井基次郎らの同人誌青空』に参加しを発表する。評論翻訳等も盛んに発表し、日本語の伝統近代に生かした独自の詩風で、昭和期における古典派の代表詩人と称せられた。詩集測量船』『春の』、評論集『萩原朔太郎』等のがある。芸術院会員。昭和39年(1964)歿、63才。

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デジタル大辞泉

みよし‐たつじ〔‐タツヂ〕【三好達治】
[1900~1964]詩人。大阪の生まれ。「詩と詩論」に参加、のち堀辰雄らと「四季」を創刊。伝統詩を継承し、現代詩における純粋な叙情性を追求した。詩集「測量船」「南窗(なんそう)集」、詩論集「諷詠十二月」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

三好達治 みよし-たつじ
1900-1964 昭和時代の詩人。
明治33年8月23日生まれ。「詩と詩論」などに参加,昭和5年第1詩集「測量船」で詩人としての地位を確立した。9年堀辰雄らと第2次「四季」を創刊。28年「駱駝(らくだ)の瘤(こぶ)にまたがって」により芸術院賞。評論「萩原朔太郎」,随筆「草上記」のほか,訳業もおおい。芸術院会員。昭和39年4月5日死去。63歳。大阪出身。東京帝大卒。
【格言など】春の岬旅のをはりの(かもめ)どり浮きつつ遠くなりにけるかも(「測量船」)

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

みよしたつじ【三好達治】
1900‐64(明治33‐昭和39)
詩人。大阪市生れ。はじめ軍人を志し陸軍士官学校に進むが中退,三高を経て東大仏文科卒。中学時代《ホトトギス》を購読,句作にふけったというが,三高で同級丸山薫の刺激により詩作を始める。桑原武夫,梶井基次郎,河盛好蔵,吉川幸次郎らを三高時代に知り,東大では小林秀雄中島健蔵,今日出海(ひでみ),淀野隆三,堀辰雄らと交友。梶井らの《青空》,安西冬衛,北川冬彦らの《》,百田宗治の《の木》などに参加した後,1928年には《詩と詩論》創刊同人となったがやがて離脱,北川らの《詩・現実》に参加した。

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大辞林 第三版

みよしたつじ【三好達治】
1900~1964 詩人。大阪市生まれ。東大卒。「詩と詩論」「四季」同人。象徴的かつ清新な抒情と格調の高さをもつ「測量船」で詩壇に登場。「駱駝の瘤にまたがって」では典雅のうちにも諧謔味を深めた。他に評論「萩原朔太郎」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

三好達治
みよしたつじ
[生]1900.8.23. 大阪
[没]1964.4.5. 東京
詩人。陸軍士官学校中退 (1921) 後,第三高等学校を経て 1928年東京大学仏文科卒業。『青空』『椎の木』『亜』などに詩作を発表して注目され,30年第1詩集『測量船』で「画期的な昭和新詩」の評価を得た。 F.ジャムの4行詩の発想に学び『南窗 (なんそう) 集』 (32) ,『 閒花集』 (34) ,『山果集』 (35) などを刊行,また堀辰雄らの『四季』に参加し,いわゆる『四季』派の主流を形成した。やがて詩集『艸千里』 (39) ,『一点鐘』 (41) などで古典へと沈潜独居漂泊の生活を続けながら『駱駝の瘤にまたがって』 (52) に高い抒情を示した。敬愛する師を論じた『萩原朔太郎』 (63) も声価が高い。 53年日本芸術院賞受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

三好達治
みよしたつじ
(1900―1964)
昭和期の詩人、翻訳家。大阪生まれ。陸軍士官学校放校後、旧制第三高等学校に入学。梶井基次郎(かじいもとじろう)、丸山薫(まるやまかおる)らと交友した。東京帝国大学仏文科に入学後、同人誌「亜」、「青空」、また1928年(昭和3)創刊の「詩と詩論」などに短詩や散文詩を発表。ヨーロッパから入ってきたモダニズムの表現方法を用いて、日本の伝統詩歌や漢詩が表現した抒情(じょじょう)世界を知的につくりかえることで、物真似(ものまね)ではない真の前衛詩の書き手であろうとした。1930年に第一詩集『測量船』を刊行。1932年の喀血(かっけつ)入院を契機に、フランシス・ジャムや漢詩の詩法を導入し、美しい死的幻想世界から生命感あふれる田園世界と転じた四行詩集『南窗集(なんそうしゅう)』を刊行。1934年、堀辰雄(ほりたつお)らと、主知的抒情詩の拠点となった第二次『四季』を創刊し、戦前の詩壇を牽引(けんいん)した。第二次世界大戦後、沈潜するニヒリズムを諧謔(かいぎゃく)と風刺で表現した詩集『駱駝(らくだ)の瘤(こぶ)にまたがつて』や評論集『萩原朔太郎』などを刊行。また、ボードレール、ファーブルの翻訳でも知られている。[藤本寿彦]
『藤本寿彦著『周縁としてのモダニズム 日本現代詩の底流』(2009・双文社出版)』

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精選版 日本国語大辞典

みよし‐たつじ【三好達治】
詩人。翻訳家。大阪出身。東京帝国大学卒。萩原朔太郎に師事。「青空」「詩と詩論」「四季」に参加。フランス近代詩の影響を受けて新しい抒情詩の世界を開き、また、東洋の伝統詩の手法をとり入れた独自の境地を開いた。翻訳詩集「巴里の憂鬱」、詩集「測量船」「駱駝の瘤にまたがって」、随筆集「路傍の秋」など。明治三三~昭和三九年(一九〇〇‐六四

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