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三好松洛【みよししょうらく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

三好松洛
みよししょうらく
江戸時代中期の浄瑠璃作者。松山の僧ともいう。1世竹田出雲に師事,署名作はないものの,早くから浄瑠璃作成にたずさわったと考えられる。元文1 (1736) ~明和7 (70) 年竹本座の作者として活躍,以後は後見。文耕堂,1,2世竹田出雲,並木千柳 (宗輔) ,近松半二らと合作。『菅原伝授手習鑑』 (46) では2段目「道明寺」を執筆したといわれる。また,『義経千本桜』 (47) ,『仮名手本忠臣蔵』 (48) ほか浄瑠璃史上に残る名作に関与した。

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デジタル大辞泉

みよし‐しょうらく【三好松洛】
江戸中期の浄瑠璃作者。伊予の人とも、大坂の人ともいう。竹本座の多くの浄瑠璃に作者として名を連ねている。竹田出雲並木千柳らとの合作に「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」など。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

三好松洛 みよし-しょうらく
?-? 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)作者。
もと伊予(いよ)松山の僧,大坂の北新堀江の茶屋主人などとつたえられる。大坂竹本座の作者となり,竹田出雲(いずも),並木千柳,近松半二らと合作,名作の数々に名をつらねた。明和8年(1771)の「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」に「後見行年七十六歳」とあり,まもなく没したとみられる。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

みよししょうらく【三好松洛】
1696(元禄9)‐?
浄瑠璃作者。もと伊予国松山の僧とも,北の新地の茶屋の主人とも,また医者とも伝える。浮世草子《当世芝居気質》によれば,近松門左衛門門弟。1736年(元文1)から71年(明和8)まで大坂竹本座の浄瑠璃57編に作者として名を連ねた。単独作はなく,立作者として署名したものも2作にすぎないが,竹本座の各時代の名作者,文耕堂,竹田出雲父子,並木千柳(宗輔),近松半二を助け,日本戯曲史に残る名作を著した功績は大きい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

三好松洛
みよししょうらく
生没年未詳。江戸中期の浄瑠璃(じょうるり)作者。伊予(いよ)国(愛媛県)松山の僧とも、大坂の医師とも茶屋の主人とも伝えられ、その伝は明らかでない。1736年(元文1)から71年(明和8)に至る三十余年にわたって竹本座で活躍した。50以上の作にかかわっているが、単独作はなく、立(たて)作者として署名したのは『花衣(はなごろも)いろは縁起』『中元噂掛鯛(うわさのかけだい)』の二作にすぎず、ほかは文耕堂(ぶんこうどう)、竹田出雲(いずも)父子、並木千柳(せんりゅう)、近松半二(はんじ)を助けて書いた。『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』では二段目、『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』では二段目・十段目を担当したといわれ、そのほか『義経(よしつね)千本桜』など多くの名作に関与した。1747年(延享4)に出た評判記『操曲浪花蘆(そうきょくなにわのあし)』では出雲、千柳に次ぐ三番目の位置が与えられており、晩年は浄瑠璃界の長老として遇された。[山本二郎]

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精選版 日本国語大辞典

みよし‐しょうらく【三好松洛】
江戸中期の浄瑠璃作者。元文元年(一七三六)から竹本座の作品に関与し、竹田出雲父子、並木千柳らと合作した。晩年は、近松半二の「後見」の位置にあった。作品に「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」など。生没年未詳。

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