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ワインバーグ=サラムの理論【ワインバーグ=サラムのりろん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ワインバーグ=サラムの理論
ワインバーグ=サラムのりろん
Weinberg-Salam theory
1967年にスティーブン・ワインバーグが,1968年にアブドゥス・サラムが個別に提案した電磁相互作用弱い相互作用の統一理論。2種類の荷電ベクトル中間子 W+,W-と 2種類の中性ベクトル中間子をゲージボソンとして導入することにより,二つの相互作用を統一的に記述するくりこみ可能な(非可換)ゲージ場の場の量子論。中性中間子は一定の割合で混合して非常に重い中間子 Zと電磁相互作用を媒介するゼロ質量光子となり,Z中間子は荷電中間子 W+,W-とともに弱い相互作用を媒介するとみなされる。光子以外の 3種のゲージボソンはヒッグス機構により質量を獲得する。W中間子の質量は 3.8×104/sinθWMeV(メガ電子ボルト),Z中間子の質量は 7.6×104/sin2θWMeVと予言された。ただし,θWは中性中間子の混合比を表す量で,ワインバーグ角と呼ばれる。高エネルギーのニュートリノ実験の分析によれば sin2θW=0.2315±0.0005である。1983年ヨーロッパ原子核研究機関 CERNで W+,W-および Z0が理論の予言どおりの質量で発見された。

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世界大百科事典 第2版

ワインバーグサラムのりろん【ワインバーグ=サラムの理論】
電磁相互作用と中性カレントを含む弱い相互作用との統一理論。アメリカのワインバーグSteven Weinberg(1933‐ )とパキスタンのサラムAbdus Salam(1926‐96)によって独立に提案(ワインバーグは1967年,サラム68年)されたものであるが,その後,アメリカのグラショーSheldon Lee Glashow(1932‐ )による貢献が大きく,ワインバーグ=サラム=グラショーの理論とも呼ばれる(この3人は1979年ノーベル物理学賞を受賞)。

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