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ルーブル美術館【ルーブルびじゅつかん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ルーブル美術館
ルーブルびじゅつかん
Musée du Louvre
フランス,パリにある国立美術館。正式には Grand Louvreといい,ルーブル宮殿の大部分を占める。フランス王室のコレクションが中心で,フランス・ルネサンスの父と呼ばれたフランソア1世の時代に基礎がおかれ,ルイ13世ルイ14世,宰相ジャン=バティスト・コルベールらによって積極的な収集活動が行なわれた。これらのなかにはイングランド王チャールズ1世のコレクション,イタリア美術の最高の収集品とされたマントバ公のコレクションも含まれている。フランス革命後すべての王室コレクションは没収されてルーブル宮殿に移され,1793年国立美術館として一般に公開された。ナポレオン1世美術品の収集に関心を示し,征服した国々から多くの名品を戦利品として持ち帰り,そのためにルーブルは一時「ナポレオン美術館」と呼ばれたほどであった。これらの戦利品はナポレオンの失脚と同時に返還されたが,その後も活発な収集活動が続けられ,ロンドンの大英博物館やロシアのサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館などと比肩する質量ともに世界最大のコレクションを誇っている。古代オリエント部,古代エジプト部,古代ギリシア・ローマ部,彫刻部,ルネサンスおよび近世絵画部,素描部,そして王室の財宝を展示する工芸部の 7部門からなり,収蔵品は『ハンムラビ法典』『サモトラケのニケ』『ミロのビーナス』『モナ・リザ』など多くの傑作を含め総数 30万点に及ぶ。1980年代には大規模な増改築が行なわれ,1989年,アメリカ合衆国の建築家 I.M.ペイの設計によるガラスのピラミッドから地下へおりる斬新な入館施設が設けられた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ルーブル‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【ルーブル美術館】
musée du Louvreルーブル宮殿内にあるフランスの国立美術館。1793年「諸芸術中央美術館」として開館。「ミロのビーナス」「モナリザ」をはじめとする数々の名作を所蔵する。

出典:小学館
監修:松村明
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世界遺産情報

ルーブル美術館
ルーヴル美術館は、パリのセーヌ川の右岸に位置し、13世紀末から19世紀中葉までのヨーロッパ絵画を約6000点保有しています。1793年にフランス共和国により設立され、ヨーロッパで最も古い美術館の1つに数えられます。コレクションは7つの部門に分かれており、 地中海沿岸の古代文明黎明期から西洋中世前期を経て、 さらに19世紀前半までの作品を有し、正に百科事典のような性格を特徴としています。不朽の名作、ダ・ビンチの「モナ・リザ」をはじめ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど、著名な作品が数多くあります。

出典:KNT近畿日本ツーリスト(株)

世界大百科事典 第2版

ルーブルびじゅつかん【ルーブル美術館 Musée National du Louvre】
パリのセーヌ川右岸,ルーブル宮殿内に設置されたフランス国立美術館。《ミロのビーナス》《モナ・リザ》をはじめ広く知られた名作を数多く収集・展示する世界最大級の美術博物館の一つ。隣接するテュイルリー公園内のジュ・ド・ポーム・ギャラリー(いわゆる印象派美術館)はその直轄部門で,他に図書館,美術史・考古学の教育機関〈ルーブル学院École du Louvre〉も併設。行政的には,国立美術館総局Musées Nationaux de Franceが併置され,フランスの全国公立美術館を統括する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ルーブルびじゅつかん【ルーブル美術館】
ルーブル宮内に置かれているフランスの国立美術館。原始・東洋部門を除く西洋美術の全領域に及ぶ世界最大の美術館。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ルーブル美術館
るーぶるびじゅつかん
Muse National du Louvre
フランス、パリのほぼ中心、セーヌ川右岸に位置するルーブル宮殿内にある世界最大級の国立美術館。
 コレクションはレオナルド・ダ・ビンチの保護者としても有名な16世紀のフランソア1世に始まる。その後歴代の王が蒐集(しゅうしゅう)を続け、とくにルイ14世治世下の財務長官コルベールの積極的な芸術振興政策によってコレクションは飛躍的に拡充した。王室コレクションをルーブル宮殿内で公開するという構想は啓蒙(けいもう)思想の影響のもとにすでに18世紀なかばに準備されていた。しかしそれが実現したのはフランス革命のさなか1793年であり、共和国の「中央美術館」と命名されて開館した。19世紀初頭には、「ナポレオン美術館」と改称され、ナポレオンがイタリアやエジプトなどへの遠征からもちかえったおびただしい戦勝品により、コレクションは一時飛躍的に増大したが、ナポレオン失脚後にその大部分がそれぞれの国に返還された。その後、政府による購入、個人コレクションの寄贈などがあいつぎ、充実したコレクションが形成され、2000年現在、その数は三十数万点を超える。また、来館者数は年間580万人にのぼっている。
 コレクションの内容は、(1)古代オリエント美術・イスラム美術、(2)古代エジプト美術、(3)古代ギリシア・古代エトルリア・古代ローマ美術、(4)彫刻、(5)工芸、(6)絵画、(7)グラフィック・アートの7部門および「ルーブルの歴史と中世の城砦(じょうさい)」から構成される。2004年にアジア、アフリカ、アメリカ、オセアニア美術部門が開設される。それぞれの部門は(1)『グデア像』、(2)『ルーブルの書記座像』、(3)『ミロのビーナス』『サモトラキのニケ』、(4)ミケランジェロの『奴隷』、(5)フランス王室の宝飾品、(6)レオナルド・ダ・ビンチの『モナ・リザ』、ルーベンスの『マリ・ド・メディシスの一代記』など、世界的名品を所蔵する。
 1981年、大統領ミッテランは「大ルーブル計画」を発表。15年以上にわたる工事を必要とするこの大改造は20世紀を締めくくる壮大なプロジェクトであり、これによりルーブル宮全体が美術館として生まれ変わった。89年にはナポレオン広場中央に美術館への入り口として、イオ・ミン・ペイIeoh Ming Pei(1917― )設計の高さ21メートル、底面辺長33メートルのガラス張りのピラミッドが完成した。また地下に残る中世の城砦の巨大な礎石も公開された。さらに開館200年を記念する93年には、リボリ通り側のリシュリュー翼の旧大蔵省跡が美術館に併合され、常設展示面積が倍増した。97年にはドノン翼とシュリー翼が再整備されるなど、ルーブルはその運営・展示を改善して近代化された美術館として変貌を遂げている。
 ルーブル美術館は古代から19世紀前半までの厖大(ぼうだい)なコレクションを収蔵するが、19世紀後半から20世紀初頭にかけての芸術作品はセーヌ川対岸のオルセー美術館に引き継がれている。なお、この美術館のあるパリのセーヌ河岸は1991年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[吉川節子]
『吉川逸治・堀米庸三編『世界の博物館10 ルーブル博物館』(1978・講談社) ▽高階秀爾監修『NHKルーブル美術館』全7巻(1985~86・日本放送出版協会) ▽吉川逸治総編集『ルーヴルとパリの美術』全8巻(1985~88・小学館)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ルーブル‐びじゅつかん ‥ビジュツクヮン【ルーブル美術館】
フランス、パリにある国立の美術館。建物はルーブル宮殿の大部分を占める。フランソワ一世にさかのぼる歴代王室の収集品を基としてフランス革命後、一七九三年公開。ルーブル。「書記の像」「ミロのビーナス」「モナリザ」など、世界有数の美術品を所蔵。

出典:精選版 日本国語大辞典
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