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リノール酸【リノールさん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

リノール酸
リノールさん
linoleic acid
2個の不飽和結合をもつ不可欠脂肪酸。次の化学式をもつ。

CH3(CH2)3(CH2CH=CH)2(CH2)7COOH

油脂中に多く含まれる無色液体。融点-12℃,沸点 230℃ (16mmHg) 。水に不溶エーテルアルコール可溶。軟石鹸の原料として用いられる。

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デジタル大辞泉

リノール‐さん【リノール酸】
linoleic acid不飽和脂肪酸の一。必須脂肪酸の一。亜麻仁(あまに)油・綿実油大豆油・とうもろこし油・ひまわり油・胡麻油など植物油グリセリンエステルとして存在。血中コレステロール値を下げる働きがある。分子式C18H32O2

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栄養・生化学辞典

リノール酸
 C18H32O2 (mw280.45).

 9,12-オクタデカジエン酸.必須脂肪酸の一つ.一般に植物油にトリアシルグリセロールの形で多く含まれている多価不飽和脂肪酸

出典:朝倉書店
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毛髪用語集

リノール酸
不飽和脂肪酸の1つでコレステロールを下げる効果がある成分。血管を拡げる作用もあるため、血流がスムーズになり、より毛根に栄養分が行き渡る。大豆油やコーン油、ひまわり油など植物性の油に多く含まれている。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典

リノールさん【リノール酸】
不飽和脂肪酸の一種で、多価不飽和脂肪酸。体内で生成できない必須脂肪酸。植物油に多く含まれる。血中コレステロール値や中性脂肪値を下げる作用があるため、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防に役立つほか、血圧低下作用、コレステロール系胆石症の予防などの作用があるとされる。また、酸化されやすい性質をもち、酸化すると体内で発がんの可能性がある過酸化脂肪酸を生じる。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

リノールさん【リノール酸 linoleic acid】
化学式CH3-(CH2)4-CH=CHCH2CH=CH(CH2)7COOH。シス‐9,シス‐12‐オクタデカジエン酸で,二重結合が二つある不飽和脂肪酸。オレイン酸とともに植物油全般,また動物体中でも肝臓の油,リン脂質などの脂肪酸としてグリセリドの形で存在する。純度を高めるには,サフラワー油などリノール酸高含有の油脂の脂肪酸の,アセトンなど有機溶剤中からの分別結晶法,分留の方法などによる。融点-5.2~-5.0℃,沸点202℃(1.4mmHg),比重d418=0.9038,屈折率nD20=1.4696。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

リノールさん【リノール酸】
必須脂肪酸の一種。欠乏すれば皮膚炎などを起こす。コレステロールの血管への沈着を防止するので、動脈硬化の予防に有効とされる。ゴマ・大豆・米などの油に多く含まれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

リノール酸
りのーるさん
linoleic acid
9、12位にシス型の二重結合をもつ代表的なn‐6(ω6)系多価不飽和脂肪酸である。植物油、とくにサフラワー油(ベニバナ油)、ヒマワリ油、大豆油、コーン油などに多く含まれる。動物体内では合成されない必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)であり、エネルギー比で2%程度の摂取が必要である。通常の食生活で不足することはないが、欠乏すると成長抑制、皮膚炎などをおこす。二重結合の位置と立体配置が変わると必須脂肪酸活性を失うが、共役リノール酸には特徴的な生理機能がある。優れた血液コレステロール低下作用を示すが、とりすぎると善玉コレステロールをも低下させる。酸化されやすく、動脈硬化を含め種々の生活習慣病の引き金となるので抗酸化対策が必要である。動物体内ではアラキドン酸に変えられ、生体膜の機能を維持し、また、代謝調節に貴重な役割を果たす種々のエイコサノイド(プロスタグランジン、ロイコトリエンなど)の基質となる。[菅野道廣]
『拓殖治人・高瀬幸子・武藤泰敏編『成人病予防からみた脂肪の選択』(1996・光生館) ▽五十嵐脩・菅野道廣編『脂肪酸栄養の現代的視点』(1998・光生館) ▽坂倉弘重編『脂質の科学』(1999・朝倉書店)』

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精選版 日本国語大辞典

リノール‐さん【リノール酸】
〘名〙 (linoleic acid の訳語) 多くの植物油、特に半乾性油を鹸化して得られる脂肪酸の一つ。化学式 C18H32O2 無色。常温で液体。血液中のコレステロール値を下げる働きがある。マーガリン・軟せっけんの原料。

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