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リコリス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

リコリス
Lycoris
ヒガンバナ科リコリス (ヒガンバナ) 属の総称。東アジアに十数種が分布する球根植物で,ヒガンバナも含まれる。線状または帯状の葉を根出し,花茎の頂部に6花被片をもつユリのような花を散形花序につける。多くはおしべめしべが花被より長く突出する。葉は秋期出葉型と春期出葉型に分れ,秋咲きのため後者は開花時に葉がない。鮮黄色のショウキズイセンやシロバナマンジュシャゲ L.albiflora,紫桃色で弁先が青いリコリス・スプレンゲリ L.sprengeri,淡紅紫色のナツズイセンなどいずれも美しく,切り花や花壇用に利用される。日本の山野に自生するキツネノカミソリもこの仲間である。開花前の休眠期に球根を植付ける。土質はあまり選ばないが,真夏は日に当てすぎないほうがよい。

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デジタル大辞泉

リコリス(licorice)
カンゾウの一種、スペインカンゾウのこと。根をキャンディーグミなど菓子類の風味づけに用いる。

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リコリス(〈ラテン〉Lycoris)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根植物。葉と花は違う季節に出る。ヒガンバナナツズイセンがよく知られる。

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食の医学館

リコリス
リコリスの和名および中国名は甘草(かんぞう)。その名のとおり、強い甘みが特徴のめずらしいスパイスです。
 一般の食卓には、馴染みが薄いかもしれませんが、医療の分野では、洋の東西を問わず、極めて重要な存在。中国では最古の薬用植物として、解毒剤や消炎剤に処方され、ヨーロッパでもぜんそくや口内炎(こうないえん)の薬として、古くから珍重されていました。現在でも胃薬やかぜ薬などの原料として、もっとも広く利用されている薬用植物の1つです。
 リコリスに含まれる、甘みの主成分であるグリチルリチンには、消炎や抗潰瘍(こうかいよう)、鎮静、緩下(かんげ)などにすぐれた作用を発揮するほか、肝細胞の活性化や再生をうながす働きもあります。
 具体的症状としては、胃炎、胃潰瘍(いかいよう)、肝硬変(かんこうへん)、肝炎、口内炎、便秘(べんぴ)、かぜ、気管支炎、関節炎などに有効です。ただし、貧血や高血圧の人、妊娠中の女性は多量の服用を避けてください。
○食品としての使い方
 グリチルリチンには砂糖の150倍もの甘みがあり、砂糖が輸入される以前の日本では、重要な甘味料でした。しかし現在、家庭ではほとんど使われていません。漬けものやつくだ煮、カレー粉などに加えて、味に丸みを与えるのが一般的です。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

リコリス
りこりす
[学]Lycoris
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の総称。ヒガンバナ、ナツズイセンなどを含むが、園芸上でとくにリコリスと称しているものには、シロバナヒガンバナ、キツネノカミソリ、ショウキズイセンなどがある。葉は線形または広線形。花茎の頂部に散形花序をつくり、らっぱ形の6弁花を横向きに開く。日本、中国原産。性質はじょうぶで、野生化しているものも多い。リコリンなどのアルカロイドを含み有毒であるためか、無葉の状態で花が咲くためか、日本では縁起の悪い花として古来忌み嫌われてきたが、近年はいくつかの交雑種もつくられている。花期に葉がなく、花期後すぐに葉が出るヒガンバナ型と、翌春に葉が出るナツズイセン型に分けられる。前者を秋出葉型、後者を春出葉型ともいう。秋出葉型には以下のものがある。ヒガンバナはマンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいい、緋紅(ひこう)色花を、シロバナヒガンバナは白色花を、ともに秋の彼岸(ひがん)ころ開く。ショウキズイセンは9~10月に鮮やかな黄色花を開く。また、春出葉型には以下のものがある。ナツズイセンは盛夏に淡紅色の大輪花を開く。キツネノカミソリは日本原産の野生植物で、7月に黄赤色花を開く。変種に、全体が一回り大きいオオキツネノカミソリがある。スプレンゲリー種L. sprengeri Bak.は濃桃色花で、花弁の先は青色を帯びる。インカルナタ種L. incarnata Sprengは初秋に開花し、乳白色の細弁で、紅紫色の中筋が入る。
 繁殖は分球により、7~8月、乾燥の激しくない半日陰地に植え付ける。鉢植えの場合は、6号鉢に3球程度、浅植えにする。[平城好明]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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