Rakuten infoseek

辞書

リウマチ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

リウマチ
rheumatism
リューマチ,リョーマチともいう。関節炎と同義に用いられることもあるが,関節だけでなく結合組織にも起り,激しい痛みを伴う炎症をいい,体の一部のことも,全体のこともある。リウマチは,ギリシア語の「流れる」という言葉から出て,痛みやはれが体のあちこちを流れ動くことからつけられた名前である。もっと広範には,リウマチ性疾患という表現がとられて,膠原病と呼ばれる結合組織の重い一連の病気を含んでいる。具体的には,急性関節リウマチ慢性関節リウマチがおもなもので,さらに筋肉リウマチ,強直性脊椎炎,痛風などがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

リウマチ(rheumatism)
関節・骨・筋肉のこわばり・腫(は)れ・痛みなどの症状を呈する病気の称。古くは悪い液が身体各部を流れていって起こると考えられ、名は流れる意のギリシャ語に由来。現在は主に慢性関節リウマチをいう。リューマチロイマチス

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

リウマチ
 膠原病で,関節などの疼痛が特徴.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家庭医学館

りうまち【リウマチ】
 膠原病(こうげんびょう)といって、全身の結合組織に特有な病変をおこす病気のなかで、あちこちの関節が炎症をおこして痛み、軽快したり悪化したりをくり返しながら進行する関節炎をおもな症状とする病気を、リウマチ(関節リウマチ)といいます。
 手や足の指の関節が腫(は)れて痛み、とくに朝起きたときに、手の指がこわばって動かしにくくなるのが特徴です。
 長年にわたって再発をくり返していると、関節が変形してきます。
 治療は、関節炎の鎮静、機能の維持と変形の防止、薬物療法などが中心になります。
 詳しくは、「免疫異常の病気」の「関節リウマチ」(「関節リウマチ」)を参照してください。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

食の医学館

リウマチ

《どんな病気か?》


〈免疫機能の異常により関節が炎症を起こす〉
 一般にはリウマチと呼ばれていますが、正式名称は「関節(かんせつ)リウマチ」です。この病気は免疫機能の異常によって関節が炎症を起こし、関節が腫(は)れたり痛んだりするものです。
 初期では、手足のこわばりやしびれを感じ、とくに朝の関節のこわばりが特徴的です。
 やがて指や手などの小さな関節に痛みや腫れが生じ、徐々に手首、肩、膝(ひざ)、足首などの関節にも同様の症状が現れます。進行すると関節が変形し、動けなくなることもあります。
 関節以外の症状では、肺、腎臓(じんぞう)、心臓、神経、目などがおかされることがあります。
 栄養状態の悪い人ほど症状もひどくなる傾向があるので、食事は、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルをしっかりとります。ただし肥満があると関節痛を悪化させるので、食べすぎには注意が必要です。

《関連する食品》


〈関節の痛みを緩和するビタミンC、E、セレン〉
○栄養成分としての働きから
 関節の炎症を鎮めるには、IPA(イコサペンタエン酸)やα(アルファ)―リノレン酸が有効です。IPAは体内でプロスタグランジンというホルモンの一種にかわります。このプロスタグランジンには抗炎症作用があります。α―リノレン酸も、体内でIPAをへてプロスタグランジンにかわります。IPAはハマチ、キンキなどの魚の脂(あぶら)に、α―リノレン酸は、シソ油やエゴマ油に含まれています。
 関節の痛みを改善するのはビタミンCやEです。ビタミンCは痛みを抑えるステロイドホルモンの分泌(ぶんぴつ)を高めますし、ビタミンEは血流をよくすることで痛みをやわらげます。ビタミンCはコマツナ、ツルムラサキに、ビタミンEはウナギやたらこに多く含まれています。両者は連携して抗酸化作用を高めるので、いっしょに補給するようにしましょう。
 同じく抗酸化作用のあるカロテン(コマツナ、ニンジン)やセレン(ワカサギ、イワシ)もとるようにします。セレンはビタミンEとの併用で抗酸化力が増します。
 またビタミンB6(マグロ、サンマ)や乳酸菌には免疫機能を修正する働きがあり、リウマチの症状が緩和されたという報告もあるようです。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。食品は薬品ではありません。病気にかかったら、かならず医師の診察を受けてください。

リウマチ

《どんな病気か?》


〈手足の腫れや痛み、ひどくなると関節の変形も〉
 リウマチ(関節リウマチ)は、体を構成する細胞どうし、また臓器どうしを結びつける結合組織に病的な変化が生じて起こる膠原病(こうげんびょう)です。
 最初は手足、とくに指の関節が腫(は)れて痛む、起床時に関節や体がこわばるなどの症状がみられ、炎症による発熱や倦怠感(けんたいかん)、食欲不振や体重の減少などもともなうことがあります。進行すると圧迫されやすい関節付近にしこりのような皮下結節(ひかけっせつ)ができたり、関節が変形して運動や毎日の生活に支障をきたし、心臓や肺などの機能を低下させることもあります。
 冷え症や動悸(どうき)、息切れがしやすい人に発症しやすかったり、過労やストレスが誘因になっていることがわかっています。とくに女性の発症が多く、男女比は1対4。30~50歳代で発症するのがほとんどです。
 日常の生活では、調子のよいときには筋力を低下させないように適度な運動をし、調子が悪いときには疲労やストレスを取り除くことが必要です。また、寒さによって痛みが生じたり増したりするため、体をあたためることもたいせつです。

《関連する食品》


〈炎症を抑える不飽和脂肪酸の多い食品をとる〉
○栄養成分としての働きから
 体力維持や低下防止には、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富な食品を効率よくとりましょう。とくにたんぱく質は体の組織のもととなるたいせつな栄養素です。赤身の牛肉や豚肉、乳製品などで、1日の摂取量をきちんととるようにしましょう。
 また、炎症を抑える効果があり、リウマチに効果的だとして、最近注目されているのがDHAやIPAなどの不飽和脂肪酸です。イワシやサバなどの青背の魚、シソ油などに多く含まれます。
〈骨を強化するカルシウム、鉄分もたいせつ〉
 リウマチにかかると、骨が弱くなりやすく、また治療薬の副作用として、骨がスカスカになってしまうことがあります。骨を強化するために、牛乳やサクラエビ、小魚、ダイズ製品などでカルシウムを、レバーやシジミ、ホウレンソウなどで鉄分を十分に補給する必要もあります。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。食品は薬品ではありません。病気にかかったら、かならず医師の診察を受けてください。

世界大百科事典 第2版

リウマチ【rheumatism】
リューマチともいう。古くは,体のあちこちの運動器に疼痛が多発し,その痛みや炎症の症状が移動して(流れて)いくように感じられる状態をさしていった。リウマチ性疾患という言葉は,このような移動性・多発性の運動器の疼痛を伴う疾患のほとんどすべてを含む。したがって,膠原(こうげん)病,代謝性疾患,感染症などで,このような症状をもつ多くの疾患が含まれることになる。独立した疾患として慢性関節リウマチrheumatoid arthritis(RAと略す)が記載されたのは16世紀になってからである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

リウマチ
骨・関節・筋肉などの運動器の疼痛とこわばりを主徴とする疾患の総称。代表的な疾患にリウマチ熱・慢性関節リウマチがある。リューマチ。リウマチス。ロイマチス。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

リウマチ
りうまち
rheumatism
リューマチとも表記し、ロイマチスともいう。この名称は「流れる」という意味をもつギリシア語rheumaに由来し、悪い液が脳から身体各部に流れていき、痛みをおこすと考えられたもの(古代医学の体液病理説)で、現在でも一般には、運動器(関節、骨、筋肉、腱(けん)、靭帯(じんたい)など)が痛んだり、こわばったりする病気をリウマチ性疾患とよんでいるが、これにはいろいろな疾患が含まれているので、そのうちのどの疾患であるかはっきりさせる必要がある。代表的な疾患は関節リウマチであり、膠原(こうげん)病の一つであるリウマチ熱もよく知られている。[高橋昭三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

リウマチ
〘名〙 (reumatisch から)⸨レウマチ⸩ 膠原病に属するリウマチ熱、慢性関節リウマチの総称。昔はこれらを同一疾患と考えたためにリウマチと呼んだ。関節・骨・筋肉のこわばり、腫れ、痛みなどの症状を呈する。古くは悪い液が身体各部を流れていって起こると考えられ、名は流れる意のギリシア語に由来。ロイマチス。
※病学通論(1849)三「僂麻質〔レウマチ〕」
※不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉上「僂麻質斯(リウマチ)で肩が痛むでね」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

リウマチ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

リウマチの関連情報

他サービスで検索

「リウマチ」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.