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ラワン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラワン
lauan
サラソウジュ (娑羅双樹)など熱帯アジアの雨林を構成するフタバガキ科の大高木の木材総称フィリピンボルネオインドなどに産する。高さ数十mの巨木で,材は薄赤色,淡褐色,灰白色などがあり,建材,船材,家具材として重要である。材の色から red lauan,white lauanなどの区別があり,前者には Shorea属,後者には Pentacme属の種が多い。日本ではフィリピン,インドネシアなどから輸入している。

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デジタル大辞泉

ラワン(〈タガログ〉lauan)
フタバガキ科ショレア属などの常緑高木のうち、材質が軟らかくて軽く、合板材に用いるものの総称。心材の色からレッドラワンホワイトラワンイエローラワンに大別される。東南アジアから産出し、南洋材ともよばれる。

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世界大百科事典 第2版

ラワン【lauan】
フタバガキ科に属する一部の樹木およびその木材を総称するフィリピン名で,サラノキ属Shorea,パラショレア属Parashorea,ペンタクメ属Pentacmeの3属約10種からなる。いずれも樹高50~60m,直径1~2mになる大高木で,下から上まで同じ太さのをもつ。木材の色調からふつうレッドラワン類red lauan(心材は赤褐色~濃赤褐色),ホワイトラワン類white lauan(心材は淡灰白色~淡桃褐色),イエローラワン類yellow lauan(心材は淡黄白色~淡緑黄色)の3グループに分けられる。

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大辞林 第三版

ラワン【lauan】
フタバガキ科の常緑の巨木。東南アジア原産。俗にラワン材とよばれる木材をとる樹種の総称。材の色によって赤ラワン・白ラワン・黄ラワンに区別される。材は家具材・建材など用途が広い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ラワン
らわん
lauan
熱帯アジアの原生林に多いフタバガキ科植物のうち、主としてショレア属Shorea、パラショレア属Parashorea、ペンタクメ属Pentacmeの3属に入る、比較的材質が軽軟な樹種の総称。フィリピンではこれに相当するメランティ類のことをラワンと称する。ベニヤ、建築材、器具材など用途が広く、日本は多量に輸入している。
 種類が多く、普通は高さ50~60メートル、直径0.8~1メートル以上になり、通直な円筒状の大径木になって大きな樹冠を広げる。陰樹で、稚樹は強い陽光に弱い。花は5枚の萼片(がくへん)と花冠があり、果実には萼片の発達した翼があり、ショレア属やパラショレア属では3枚が長く、2枚は短い。樹皮、木材ともに樹脂道をもち、一般に樹脂は黄色系で芳香がある。材は比重0.6程度までの散孔材で、材色は紅色から白色まである。年輪は認められないが、横断面では垂直樹脂道が年輪状に並ぶことが多い。材の保存性は一般に低く、屋内の利用にはよいが、接地または屋外での使用には不向きである。
 材色、材質から次のように区分している。(1)赤ラワン類 材は淡紅または紅褐色で、ラワンのなかではやや重硬である。レッドラワン、タンギルなどはこれに入る。(2)白ラワン類 材は灰白、淡灰褐、淡紅褐色で、軽軟である。ホワイトラワン、アルモンなどはこれに入る。(3)黄ラワン類 材は淡黄、淡黄褐色で、中庸またはやや重硬である。イエローラワンなどはこれに入る。[小林義雄]

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精選版 日本国語大辞典

ラワン
〘名〙 (lawaan) フタバガキ科の常緑巨木の総称。インド、ジャワ、ボルネオ、フィリピンの熱帯降雨林の主要樹種で、約四〇種知られている。高さ四〇メートルに達する。葉は革質で全縁。花は大形の五弁花で芳香がある。材の色によって赤ラワン・黄ラワン・白ラワンなどに分けられる。材は軽く家具・建築・器具・車両用などに広く使われるが虫害に弱いなどの欠点がある。

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