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ユリウス暦【ユリウスれき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ユリウス暦
ユリウスれき
Julian calendar
前 46年にローマのユリウスカエサルが制定した暦。太陰太陽暦に代ってエジプト暦の1年 (365.25日) を採用し,平年を 365日,閏年を 366日として,4年ごとに1回の割合で年をおく太陽暦を採用した。さらにローマ暦の 11月 (ジャヌアリウス) ,12月 (フェブルアリウス) をそれぞれユリウス暦の1月,2月としたので,マルチウスからデセンベルまでの 10ヵ月は2ヵ月ずつ繰下げられた。また1ヵ月の長さも原則的に奇数の月は 31日,偶数の月は 30日と定め,平年の2月に限り 29日とした。その後4年に1回の置閏をまちがえて3年に1回おいたため暦日が3日遅れた。これを直すためローマ皇帝アウグスツスは前8年から後4年までの置閏を禁じ,8年に閏年を復活した。この改正を記念して,当時の8月にあたるセックスティリスの月をアウグスツスの月と改め,2月から1日削って8月を 31日とした。そのうえ9月を 30日,10月を 31日,11月を 30日,12月を 31日に改めた。これが月の長さのふぞろいの名残りである。ユリウス暦は 1582年グレゴリオ暦の改正まで続いた。

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デジタル大辞泉

ユリウス‐れき【ユリウス暦】
太陽暦の一。前46年、ユリウス=カエサルエジプト暦を改訂して制定したもの。1年を365.25日とし、4年に1回の閏(うるう)年を置く。1582年のグレゴリオ暦制定までヨーロッパで広く使われた。旧太陽暦

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占い用語集

ユリウス暦
太陽暦の一つ。約4年に一度の閏年によって誤差が調整される。ローマ時代のユリウス・カエサルが天文学者に命じて作らせ、紀元前45年から施行された。

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世界大百科事典 第2版

ユリウスれき【ユリウス暦 Julian calendar】
ユリウス・カエサルJulius Caesarによって制定され,前45年より実施された太陽暦。法令により閏(うるう)年を規定した最初の暦法で平年を365日,4年に1回の閏年には2月に1日加えて366日とした。しかし,この置閏(ちじゆん)法も最初のうち司暦の僧官に誤解されたため,前9年までは3年ごとに閏が置かれたので,アウグストゥスは前8年より4年まで置閏を禁じた。8年以後はずっと正しく置かれている。ローマではそれまでローマ暦という不完全な太陰太陽暦が用いられており,いまの3月に当たるマルティウス月(英語名March)が年初であった。

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大辞林 第三版

ユリウスれき【ユリウス暦】
古代ローマの暦法より発達した太陽暦の一つで、紀元前46年ユリウス=カエサルの命により制定されたもの。多くの暦法中、最も広くまた長く用いられた。1年を365日とし、4年ごとに1回閏うるう年を設けるもので、1582年これにかわって制定されたグレゴリオ暦に比べ、400年間に3回閏日が多い点だけが異なる。旧太陽暦。 → 太陽暦グレゴリオ暦

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ユリウス暦
ゆりうすれき
太陽暦の一つ。古代ローマのユリウス・カエサルは、紀元前46年、天文学者ソシゲネスSosigenesの助言を得て、エジプト暦に倣って、1年の日数が365.25日、暦年365日、4年に1回366日の閏(うるう)年を置く太陽暦を制定したが、形式はローマ暦に従った。ローマ暦は元来、時に応じて閏月を挿入する太陰暦法であるが、当時、季節とのずれが約3か月あり、カエサルは改暦に際し、当然置くべき閏月のほか、2か月の閏月を置き、したがってこの年だけは1年が445日となり、これを攪乱(かくらん)の年とよぶ。ローマ暦の年首の月はマルチウスMartiusであったが、カエサルはローマ暦第11月のヤヌアリウスJanuariusを年首の月とし、閏日は第2月のフェブラリウスFebruariusに置き、またローマ暦第5月のキンチリスQuintilisを自らの名ユリウスに改めたという。この暦法は前45年から施行されたが、その後、置閏(ちじゅん)を誤り、前42~前9年は3年ごとに閏日を置いたため3日の狂いを生じた。カエサルの後継者アウグストゥスは前6年から紀元4年まで閏日を置かず、8年から4年ごとに閏日を置いた。そして第8月セキスチリスSextilisを自らの名からアウグストと改めるとともに、第2月から1日を第8月に移して31日とした。このため、第7・8・9月と大月が3回続くこととなったので、第9月以降、12月までの日数を入れ換えたという。これをユリウス暦と称する。[渡辺敏夫]

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精選版 日本国語大辞典

ユリウス‐れき【ユリウス暦】
〘名〙 平年を三六五日とし、四年に一度、三六六日の閏年をおく暦法。紀元前四六年、ローマのガイウス=ユリウス=カエサルがソシゲネスに命じて作らせたもの。旧太陽暦。ジュリアン暦。

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