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ヤシガイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヤシガイ
Melo melo; Indian volute; melon shell
軟体動物門腹足綱ヒタチオビガイ科。高 14cm,殻径 9cm,大成すると殻高 23cmにもなる大型種。殻は卵円形でやや薄質であるが堅固,螺塔は成長すると埋もれて現れず,大きくて丸い体層で占められる。殻表は成長脈があるがなめらかで光沢があり,淡黄色の地に黒褐色の3斑帯があるが,一部または全部を欠くこともある。殻口は広く,内面は橙黄色で軸唇に4褶がある。台湾からインドネシアマレーシアまでの東南アジアに分布し,水深 10~30mの泥底にすむ。殻の形がヤシの実を思わせるのでこの名がある。また,ハルカゼガイともいう。肉は食用に,また殻は水がめなどに利用される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ヤシガイ
やしがい / 椰子貝
melon shell
[学]Melo melo
軟体動物門腹足綱ヒタチオビガイ科の巻き貝。別名ハルカゼガイ。台湾近海から太平洋の熱帯水域に分布する大形種で、浅海の砂底にすむ。殻高22センチメートル、殻径13.5センチメートルに達し、殻は名のようにヤシの実形。成貝では螺塔(らとう)は現れず、体層は丸い。橙黄(とうこう)色の地に3列の黒褐色斑(はん)を巡らすが、老成すると厚い殻皮の下に消える。殻口は大きく、下端に水管の湾入がある。外唇は丸く湾曲し、軸唇には3個のひだがある。軟体は大きく、蓋(ふた)を欠く。肉は食用にされ、殻は置物など装飾用に使われる。
 同属でインドネシア産のヤヨイハルカゼガイM. aethiopicaや、北オーストラリア産のツノヤシガイM. amphoraも、装飾品などとしてよくみられる。[奥谷喬司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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